ACID BAKERY

ABout | Blotter | Text | Illust

ラバー・ソウルのアバウト

とてもありがたい事に記事を読んでくださる方が増えて参りましたので、ちょっとだけ当サイトのスタンスを詳しく書きます。

当サイトの考えは、「正解」ではないかもしれません。

あくまで数多ある考察の末席に位置するものであり、「こんな事思いついたけどどうだろうか」くらいのニュアンスで受け取って頂きたいと思っています。また「ないかもしれない」としたのは、「正解ではない!」と断言してしまうと、当サイトと同じ発想の方のお考えも否定してしまう事になりますので、あまり強い言葉は使わないようにした結果です。

で、なんでこんな言うまでもない事を改めて言葉にしたかというと、当サイトの記事に否定的な方から文句を言われたからではなく、むしろ逆で、「ずっと分からなかった疑問が解けました」「そういうことだったんですね」というようなお言葉を頂戴する事が増えたからです。もちろん当サイトの考察に共感して頂き、楽しんで頂いたのは何よりの幸福なのですが、一つ思うところもあります。

ちょっともったいないなと。

当然のことながら「筆者としては」これが正解なんじゃないかと思いながら書いてます(いや、そうでもない部分も多いな……)。その空想の説得力を増すために苦心する毎日なので、読んで頂いた方が「そうだったのか」と思ってくれるのは本当に嬉しい。しかし矛盾するようですが、嬉しく思う傍らで「本当にこれが正解って事でいいの?」と思ってしまう自分もいます。宮崎社長、ひいてはフロム・ソフトウェアが真に何を考えているかなど分かるはずもありません。しかし唯一つ、ユーザーに「読み解かせようとしている」のは確かだと思うのですね。なので当サイトの記事を読んで「そうだったのか」と頷く前に、「こいつはこう言ってるけど、そうとは限らないよな」というスペースをほんのちょっぴりだけ心の中に残して貰えると、今後当サイトがこれまでの説を撤廃して何食わぬ顔で別の意見を言いやすいので、よろしくお願いしたい。

また、最近ありがたい事に上級騎士なるにぃ様から当サイトの記事を動画の資料にしたいと打診して頂き許諾(できるようなものでもないのですが)しました。その結果なるにぃ様から「魔改造になってしまった」「原型を留めてない」と謝られてしまったのですが、むしろそれこそ望むところであり、本当に面白く嬉しい出来事となりました。当サイトの考えをベースに未知の何かが生み出されたのなら、それはそれは素晴らしい事だと思うのです。もっともどれほどの刺激を与えられたかは疑問ですが。

なので欲を言えば、当サイトの記事を受け取った方が、当サイトとは違う考えをもってくれた、或いは「より正解に近い何か」へ歩を進める為の糧としてくれたなら、嬉しい。ここにある一連のテキストファイルは、その一助でしか無いのだとご理解ください。当サイトの記事が、あなたにとっての「参考資料」になれる事を願います。

とは言うものの、考察を読み漁って納得したいだけ、文句あっか? というのも、それはそれで楽しい方針だと思いますので、別に押し付けようってんじゃないです。あくまで当サイトの存在意義はそれですよというだけの事でござぁます。

要約すると、正解することは無いかもしれないけど、正解する為に頭を悩ませるのは楽しいから、皆さんもご一緒しませんかというお誘いでした。今後も ACID BAKERY をよろしくお願い致します。ご清聴ありがとうございました。

スポンサーリンク