ACID BAKERY

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251-260 話

第 251 話「DIO の世界 - 8」

気づけば花京院が吹き飛ばされていた。そして DIO が次の標的にジョセフを選んだ時、花京院の一撃が時計塔を破壊する。かくして死亡した彼を尻目に逃亡するジョセフは、仲間のメッセージを解する。時計の破壊。時を止める。それが「世界」の能力だと。

第 252 話「DIO の世界 - 9」

吸血鬼を粉砕する波紋だが、時を静止させる「世界」の前では分が悪い。街中で繰り広げられる逃亡劇。そしてジョセフは承太郎の前に辿り着き、「世界」の秘密を伝え――止まった時の中で DIO が放ったナイフが、静止時間の解除とともにジョセフを抉る。

第 253 話「DIO の世界 - 10」

「世界」と「スター・プラチナ」は同じタイプのスタンド。これまで無双を誇ってきた承太郎だが「世界」の性能はそれに匹敵する。そして「世界」の更なる特性。展開された静止時間の中、しかし承太郎が僅かに動いた。二つは同じタイプのスタンド。

第 254 話「DIOの世界 - 11」

DIO は再び時を静止させ、笑った。承太郎はいつの間にか磁石を仕込んでいた。両者が近づくことで自身も静止時間内で動いたように思わせるトリック……そう考えた DIO は攻撃を繰り出し、そして腹をぶち抜かれた。磁石は DIO を誘う為のものだったのだ。

第 255 話「DIO の世界 - 12」

承太郎は止まった時を動ける。そこで DIO は再び時間を停止させ、動けずにいる承太郎に無数のナイフを投げた。振り払う承太郎だが、やはり静止時間内での活動は一瞬だけだった。そして時は動き出し、一斉掃射されたナイフが承太郎に突き刺さる。

第 256 話「DIO の世界 - 13」

雨のようなナイフを受けた承太郎だが、事前に予測したおかげで生還する。死んだふりでチャンスを伺うつもりだったが、DIO は用心深い。とどめを刺そうと接近してくる DIO をポルナレフは襲撃し、だが失敗する。DIO の標的がポルナレフへと変わった。

第 257 話「DIO の世界 - 14」

ポルナレフを始末しようとする DIO だが、承太郎が物音を立てた気がした。銃撃、反応なし。呼吸なし。心臓の音もしない。安心する DIO は承太郎の首を跳ねようと近づき、そして承太郎は自力で心臓を動かし蘇生した。スター・プラチナが DIO の頭を砕く。

第 258 話「DIO の世界 - 15」

頭を割られ立つこともままならない DIO。追い詰められていた。逃れようとする DIO を承太郎は許さない。そして突きのラッシュが叩き込まれ、しかし DIO は嗤う。吹っ飛んだ先、ジョセフが眠る場所に無事降り立った DIO はジョースターの血を取り込んだ。

第 259 話「DIO の世界 - 16」

ジョースターの血は今の DIO に良く馴染む。これまで以上にパワー漲る DIO は、「世界」による時間停止すら強化されていた。スタープラチナにより肉体を砕かれても瞬時に回復される。圧倒的に不利な状況だが、承太郎の怒りは未だ底を見せていない。

第 260 話「DIO の世界 - 17」

静止した世界で、DIO はどこからか持ち出したロードローラーで承太郎の圧殺を試みる。抵抗も空しく重機は地面へと沈んだ。高らかに勝利を謳う DIO を異変が襲う。体の動きが鈍い。まるで時が止まっているかのように。背後に承太郎が佇んでいた。

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