ACID BAKERY

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271-280 話

第 271 話「虹村兄弟 - 1」

ある朝。仗助と康一は近所の空き家へ立ち寄っていた。どうも気になる康一が中を覗き込んだ時、突然の暴力が襲う。その家の者らしい。苦しむ康一へ追い打ちをかけるように「矢」が刺さる。「学生服の男」だった。死に瀕する康一を救う為に仗助が動く。

第 272 話「虹村兄弟 - 2」

虹村億康の「ザ・ハンド」。名の通りその右腕には恐ろしい力が秘められていた。「空間を削りとる」という凶悪な能力で仗助を追い詰める億康だが、削り取られた空間に引き寄せられ飛来する物体に衝突され自滅する。本体がバカでなければ負けていた。

第 273 話「虹村兄弟 - 3」

承太郎が杜王朝を訪れた理由の一つが「弓と矢」だ。人からスタンドを引き出すその道具は、今虹村兄が所持していた。億康を倒した仗助は康一が屋敷の中へ連れ込まれていることに気づく。追う仗助を襲う謎の攻撃。間一髪回避するが、屋敷に何が潜む。

第 274 話「虹村兄弟 - 4」

弟ごと自分を仕留めようとする形兆から逃れ、仗助は億康の怪我を癒す。何も死ぬことはない。再び館へ突入する仗助はすぐに康一を発見する。明らかに罠だ。構わず行こうとする仗助だが、ザ・ハンドが康一を引き寄せて助けた。これで貸し借りは無しだ。

第 275 話「虹村兄弟 - 5」

意識を取り戻した康一を守りつつ仗助は攻撃を捌き続ける。「極悪中隊」、それは小さな軍隊だった。小さいながらも本物の火力は仗助を追い詰めていく。康一の助けが無ければ危うい場面もあった。だが仗助は気が付く。康一がスタンドを認識している…。

第 276 話「虹村兄弟 - 6」

スタンド使いとして目覚めた康一。混乱する彼を形兆が攻撃した時、本能を刺激された康一からそれは飛び出した。卵だ。それは如何なる能力か。弓と矢でスタンドを増やす形兆が探し求めるスタンドなのか。形兆は邪魔な仗助を排除すべく動き出す。

第 277 話「虹村兄弟 - 7」

形兆は仗助への攻撃を予告し、果たしてその通りに仗助はダメージを受けていく。勝利を確信し一斉掃射する形兆だが、先んじてクレイジー・D により破壊されたミサイルが能力により「治り」、形兆の元へ還っていく。自身の攻撃を受けて形兆は敗れた。

第 278 話「虹村兄弟 - 8」

形兆は倒した。肝心の「弓と矢」を破壊すべく屋内を進む仗助たちは何かの気配を感じる。怪物だった。それは虹村兄弟の父親なのだという。彼はかつてのDIOの部下。その細胞が彼を怪物に変えた。形兆は父を死なせる為にスタンド使いを集めていたのだ。

第 279 話「虹村兄弟 - 9」

かつて虹村父は DIO の部下だった。しかし DIO が死んだことで、埋め込まれた肉の芽が暴走し、今や理性無き不死身の怪物と成り果てた。父を死なせるスタンド使いを探すことが形兆の願い。だが虹村父の中に息子ら記憶が残っていることが判明する。

第 280 話「虹村兄弟 - 10」

歩み寄ろうとする仗助から形兆は後退る。もう後戻りできないのだ。億康にさえ敵意を向ける形兆だが、そこへ新たなスタンド使いが介入する。電気のスタンドは億康を狙い、しかし形兆がそれを庇った。形兆は死に、弓と矢は奪われ、戦いは終わらない。

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