ACID BAKERY

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581-590 話

第 581 話「ディアボロ浮上 - 5」

「トリッシュ」と「矢」。命に代えても渡したくなかったものが総取りされようとしている。だが寸前。敵の行動を観察していたブチャラティにより「レクイエム」は完全に倒され、「入れ替わり」が終わる。全て元に戻る。「矢」はジョルノの手に。

第 582 話「王の中の王」

「逃がさないで」 トリッシュのその一言で、撤退の判断をディアボロは改める。結果、見た。「矢」をスタンドに突き刺したジョルノが血を吐く未来を。勝利の喜びと共にディアボロは「ゴールド・E」の顔を砕く。だが砕いた顔の下には、新たな脈動が。

第 583 話「ゴールド・E・レクイエム - 1」

「ゴールド・E」が「レクイエム」となり手に入れたパワーは凄まじいものだった。だがそれだけだ。「キング・クリムゾン」は発動し、消し飛ばされる時の中、全ては予知され、ジョルノは視力を奪われる。剛腕が振り下ろされた。

第 584 話「ゴールド・E・レクイエム - 2」

過程を吹き飛ばし未来を手繰る「キング・クリムゾン」は、しかし予知した筈の未来に到達できない。「ゴールド・E・レクイエム」の前ではあらゆるものが「真実」に到達しない。全て無かった事にされ、ジョルノのラッシュが突き刺さる。

第 585 話「ゴールド・E・レクイエム - 3」

ディアボロは生き延びていた。だがどうした事か、麻薬中毒者に刺され、遺体として解剖され、車に轢かれ、様々な死因が襲う。そのパワーは全てをゼロにする。死んだ事実さえも。ディアボロは生き延びていた。無限に死に続けるのだ。

第 586 話「ゴールド・E・レクイエム - 4」

ブチャラティ達がジョルノと出会う前、奇妙な依頼の話。「娘の敵討ち」だ。信憑性の低いその依頼を真実の解明という形でブチャラティは受ける。役目を振られたミスタは、しかし妙な石を見た。…依頼者の娘は石を抱いて死んだという。

第 587 話「眠れる奴隷 - 2」

娘は「奇妙な石」を抱いて死んだ。依頼者の話を聞いたからか、現場に向かうミスタの視界の端々に「石」がチラつく。そして現場マンションのエレベーターに、石。ミスタが撃った。間違いない。スタンドだ。そして撃った石はブチャラティの形を取る。

第 588 話「眠れる奴隷 - 3」

エレベーターに石と同席していた男、スコリッピをミスタは撃ち尋問する。石は自ずと運命の方を取る自動の能力。顕れた形は運命であり、本人が触れれば安らかに逝ける。ミスタは電話で知る。ブチャラティがこちらに向かっていると。石は消えていた。

第 589 話「眠れる奴隷 - 4」

石を触らせる訳にはいかない。スコリッピは語る。「破壊するか形を変えれば、或いは」と。何とかブチャラティと合流したミスタは抵抗するも、石は止まらない。破壊も出来ず、潜って消えて現れる。運命のようにブチャラティを追い詰めていく。

第 590 話「眠れる奴隷 - 5」

ミスタが「石」を抱えマンションから飛び降りる。破壊されたかに見えた「石」だが、再び形を取る。それは護衛チームの内、後に死亡する三名だ。足掻いても傷が拡がるだけなのか。それとも…。そしてジョルノは受け継ぎ、「先」へと進むのだった。

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