ACID BAKERY

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Z

面白かった。「こんなもんだろう」という期待値は上回ってくれたので満足でございます。『ストロングワールド』の印象が強かったのもあるだろうか。しかしながら上映時間は長すぎたかな。隣で見てたお子さんは飽きてました。子供というのは見る目があって遠慮がない。「『ワンピース』だから面白いだろう」という固定観念もない。『ワンピース』らしいと言えばらしく全体的に展開がチンタラしてるので、そういうの全部早回しにして、もう 30 分くらい削ったらもう 1.5 倍は面白く感じられたのではなかろうか、と漠然と思いました。

最後の畳みかけはさすが。ホロリと来た。ただ正義の味方を原点とした Z があそこまでに至ってしまった理由に「妻子を殺されたから」は不要だったのでは。純粋に悪事が許せず、しかしそれを働く奴らが絶える事はない、という「キリのなさ」「どうにもならなさ」が行きついて、「新世界も燃やし尽くそうとも悪を根絶する」という大義に行きついてしまったという流れで良かったのでは。まあ動機を個人規模にしておかないと感情移入がしにくいし、あまりにスケールを大きくするとルフィとの戦いによって「気が済んだ」事も腑に落ちなくなってしまうか。

あと女性陣のお色気は小さなお子様の目に絶えられないレベルだったのでグッドでした。

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