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『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』第 14 話「正義(ジャスティス) その 1」

雑感

期待はしていたが、まさか本当に家出少女との別れを描きおろしてくれると思わなかった。こういうところに気を回してくれるとなると、今後色々な部分に期待してしまう。さて「正義」回である。個人的にこのエピソードが巧みだと感じる部分は、中盤からエンヤ婆の視点に切り替わる所だ。『ジョジョ』の基本パターンである「気づけば敵に攻撃されていた」に敵側の視点が加わることで、「ジョジョ達をどう倒すか」という通常とは真逆のドラマが生まれる。しかも相手はここまで物語を動かしていた敵の幹部クラスで、息子の仇討ちという攻撃の動機も十分。敵対していたはずのホル・ホースの思惑も加わり、深みのある掛け合いが楽しめる。中ボス戦としてこれ以上ないほどの盛り上がりではないだろうか。しかし鈴木れい子氏の演技がビッカビカに光っていたように思う。そういった意味でも今回はエンヤ劇場と呼びたい。さて、次回、トイレ。

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