ACID BAKERY

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『Demon's Souls』リメイク

来ましたね。

ただ、実は PV を視た時点でそんなにテンションが上がらなくて、自分でも何でかなと思っていたんです。たぶん事前にリーク情報を耳に入れてしまった影響が大きいんですけど、何度か見返してみて理解しました。「デンデン」が無いんです。いや添え物のようにはあるんですけど、「デンデン」と称される曲には仕上がってない。それだけのことでこんなテンション下がる?? って自分で思いましたね、ええ。でも同時に面白いなーとも思っていて、このリメイク版のテーマ曲の方が、何だったらあの世界の雰囲気にはマッチしてるんですよ。終末観、悲壮感があるというか。それを考えると旧版のうるささったら無ぇな! 「デンデンデケデン」「ジャンジャカジャンジャカ」。実際に竜の神がボーレタリア城に攻め込んでくるようなシーンがあるならともかくそんなもん無いので、ミスマッチというか OP 詐欺と言われても仕方ない。でもそれが『デモンズソウル』だと思うんです。あのうるさい OP が、「デンデン」こそが『デモンズ』を『デモンズ』足らしめていたんだとしたら、「洗練」されたリメイク版からは「らしさ」が失せているんじゃないか……なんてことを考えてしまったんでしょう、今思えば。ただこれは PV を視た瞬間の感情が先行した物言いなので、本編の出来に対して不安があるかと言われたら別にないです。だってベースがベースですし、幾ら PV にフロム・ソフトウェアの名前が無いと言っても、手がけるのは Blue point games ですし、つまらなくなるって事はないでしょう。触ってみなきゃ分からんことを今心配する必要はないと思ってます。っていうかこれ書いてたら冷静になってきたのか、滅茶滅茶ワクワクしてきたな……。『デモンズソウル』を半分新規の気持ちで最初から遊べるとか、そんなことがあっていいのか? 楽しみは無限に増え続けるのに人の寿命は限られている、そんな理不尽を許していいのか? 世界とは悲劇なのか? 祈りしか方法はないのか?

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