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『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』第 17 話「燃えよ龍の夢(ドラゴンズ・ドリーム)」

ウエストウッドを倒したと思ったら矢継ぎ早に新手が現れました。周囲には土左衛門のような遺体がゴロゴロと。こんなのスタンド攻撃に決まってるよ!

さてケンゾー戦。ジョジョチームからは選手変わりまして F・F。人体構造を利用した攻撃を仕掛けてくる敵に対しては好カードかもしれない。でも F・F は人間形態の時はちゃんと人間の弱点を持ってしまってるんですよね。それだけ精巧な擬態ということなのかもしれませんが。というわけで周囲の水死体はスタンド攻撃によるものではなく、何と口中のあるポイントを的確に突くこと引き起こされる生理現象でした。マジで?

ところでケンゾーの元ネタは『刃牙』シリーズの渋川剛気だと思っていて、渋川老の「涙穴に水を入れると人体は陸で溺れる」がケンゾーの「溺れ」させる攻撃に発展しているのかなと。あと改めて考えてみると「風水」の概念も達人・渋川の「護身完成」に通じるものがありますし、まあ荒木流の達人キャラなんでしょう。健康の秘訣は飲尿だ。続けることが大事なんだ。

そう、続けることが大事。続けた先に洗練はあり、洗練の先に熟達はある。熟達したらどうなる? スタンドが目覚めるのだッッ! 第五部でスタンド開花の「矢」の起源は宇宙にあると判明したが、スタンドそれ自体は人間が努力によって獲得できることは数名の達人が証明している。ケンゾーとトニオ・トラサルディーは同種の人間なんですね……って言ったらトニさんめちゃめちゃ嫌がりそうだな。でもトニオさん、果てしない努力家だろうから飲尿療法も一度くらい試してそうではある。

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