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『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』第 18 話「燃えよフー・ファイターズ」

ところでなんですけど、FF が人間じゃないから助かるってのも変じゃないですか。人間だったら即死だけど、それが FF だから比較的軽傷として扱われる。なら大凶の重さが人によって変わるってことになりません? まあ例えばおみくじで大凶引くたびに人が死んでたらキリがないので、普通の人間があそこに立っていたら腕が飛ぶくらいで済んでいたのかもしれない。

さてケンゾー戦も決着だ! 竜の夢を使うケンゾーの夢が語られる! そう、暗殺風水で釈迦に並ぶのだッ! ……暗殺風水で!? 釈迦をなんだと思ってんだ! 『ジョジョ』のキャラクターは前向きであることを基本設計としている、との旨が『荒木飛呂彦の漫画術』で語られていたが、これはさすがに前を向き過ぎですわ。その先には大凶が待ち構えている気がしてならない。そんなことを言っていたら電気ショックで死にかけた挙句、なんだか反則気味な「ダイバー・ダウン」によって脚をバネにされちゃった。ナニソレひどいや。でもスタンドそのものではなく肉体を用いて攻撃を行うケンゾーならではの末路とも言えるでしょう。やはりどれほど肉体的に自信があったとしても、基本的にスタンド使いに対してはスタンドによる攻撃を仕掛けるのがセオリーであるべきなのかもしれない。

ところで「ドラゴンズ・ドリーム」、アニメだと一層いいキャラしてましたね。たぶん皆同じ考えだと信じているんですが「ポケット無しでいいからドラえもんに傍にいて欲しい」という欲求があって、その需要を満たしてくれる位置にいる良いスタンドだと思う。中立なのがいいですよね。隣人とは時に都合が悪いものだ。ということで、さようなら「ドラゴンズ・ドリーム」。ケンゾーはどうでもいいけど、お前にはいつまでも元気でいて欲しい。いつまでも……。

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