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『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』第 23 話「ジェイル・ハウス・ロック!」

ザ・ニュー神父!!! 緑色の赤ちゃんと一体化したプッチ・ザ・ニュー神父は「その場所」を目指して石作りの海を抜け出していきました。ただでさえ底知れなかった男が、更に手を付けられなくなってしまったかもしれません。でも目の周りの毛は絶対邪魔だと思う。

神父にとってもうこの場所に用はない。ジョリーンの存在も捨て置いて良し。ただし脱獄は許さん。一方で今こそ脱獄の時と息巻くジョリーンの元に訪れたのは一人の美女(おんな)。名はミュッチャー・ミューラー、ミュー・ミューと呼べ。スタンド名は「ジェイル・ハウス・ロック」。本体名には「ジョジョ」や「吉良吉影」のような遊びが仕込まれ、スタンド名には超メジャー曲。こんな奴弱いわけないだろ! すぐに殴って解決しようとすな! それをやっていいのは父親だけなんだからさ。

というわけで、やるなということをやったばかりにジョリーンはスタンド能力を「仕込まれて」しまった。その能力は「3 つより多くの事柄を覚えられなくなる」というもの。脱獄の意志があっても、その理由さえ忘れ、そして方法を思考する段階にすら辿り着けない。しかし自らが異常な状況下にある自覚だけはあるからか、ジョリーンはその体中を自分自身の手でメモだらけにしていました。まるで悲鳴のように。その様は痛々しく、だがその事すらすぐに忘れてしまう。つ、強すぎる……。

まあ……『メメント』ですよね。あれは良い映画でした。元ネタの方だと記憶を一定時間しか保持できないといった症状でしたが、「ジェイル・ハウス・ロック」は思考を「数」で管理してしまう。は? 無理があるって? 人間はこれでいて一度に幾つもの事を並列に考えているものだから……って? なるほどね。うるせえ! いいんだよ! オチがやりたいだけなんだから! というわけで season 2 も佳境に入りました。待て次回! 凄いよ!

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