司（つかさ）のクラスに新任（しんにん）の先生（せんせい）がやってきた。名前（なまえ）は「風間新人（かざまにいと）」。ルックスもイケメンな先生（せんせい）の正体（しょうたい）はなんとマニー！ マニーは人間（にんげん）になれるタイプの妖精（ようせい）なんだね！ 「プリキュア同士（どうし）はひかれあう」。司（つかさ）のちかくにほかのプリキュア候補（こうほ）がいるとふんだマニーは、教師（きょうし）にふんして虹橋学園（にじはしがくえん）にはいりこんだんだよ。だけど司（つかさ）はそんな新人（しんじん）を完璧（かんぺき）に無視（むし）するってきめたみたいで、新人（しんじん）はひとりでやる決意（けつい）をしたんだ。そして早速（さっそく）プリキュアカードに反応（はんのう）が！ それは司（つかさ）の幼馴染（おさななじ）みで親友（しんゆう）の八平田鈴（やひらたすず）。クラスのムードメーカーで、オレンジのだぁいすきな柑橘系女子（かんきつけいじょし）だよ！ 幸先（さいさき）のよさに新人（にいと）は大爆笑（だいばくしょう）。
鈴（すず）をふたりきりになれる場所（ばしょ）によびだす新人（にいと）だけど、用事（ようじ）があるとことわられちゃった。世界（せかい）をすくうより大事（だいじ）な用事（ようじ）なんてありえないので、新人（にいと）は大人（おとな）の腕力（わんりょく）にものをいわせようとするけど、かけつけた司（つかさ）に制圧（せいあつ）されたちゃった。「鈴（すず）ちゃんはやくいって！ はやく！」。婦女暴行（ふじょぼうこう）を邪魔（じゃま）されて新人（にいと）はおこるけど、司（つかさ）のほうがブチきれてたの。新人（にいと）は鈴（すず）がプリキュアだと説明（せつめい）するけど、司（つかさ）はとりあわない。司（つかさ）によると、鈴（すず）のおかあさんは病気（びょうき）で、いつ死（し）ぬかわからない。だからのこされた時間（じかん）を大切（たいせつ）にしてほしかったの。だけど事情（じじょう）がなんだろうと関係（かんけい）ない。マニーは司（つかさ）に大激怒（だいげきど）。司（つかさ）はマニーをボコボコ。
そのころ鈴（すず）は病院（びょういん）でおかあさんとすごしていたの。ふたりでオレンジをたべる、幸福（こうふく）な時間（じかん）。そんなとき、病院（びょういん）にモスキーがあらわれた！ 病人（びょうにん）のおおくあつまるこのばしょでライフエナジーをすいとれば、おおくの不幸（ふこう）がうまれる。そうすれば「にじのかけら」もとびだしてくるだろう。そして誕生（たんじょう）するオレンジのカブラーン。そこへあらわれる、鬼（おに）の形相（ぎょうそう）のキュアレッド！ 開幕早々（かいしそうそう）、必殺技（ひっさつわざ）「プリキュア・レッド・ライン」！ だけど、え〜ッきかない!? 怒（いか）りの一撃（いちげき）も無意味（むいみ）。いのりやおもいで病気（びょうき）がなおらないようにね。「だけどプリキュアとなってたたかうことはできるマニ！」
オレンジにかがやくプリキュアカード。たおれた母親（ははおや）にパニック状態（じょうたい）の鈴（すず）だったけど、マニーの言葉（ことば）にききいってしまう。母（はは）をおびやかすものとたたかう力（ちから）。のばされる手（て）。そしてふたりめのプリキュアが誕生（たんじょう）……する寸前（すんぜん）、あらわれたキュアレッドによってそれははばまれた。「プリキュアは、ひとりで十分（じゅうぶん）」。いのりやおもいを力（ちから）にかえて、ふたたびむかっていくキュアレッド。そして！ 「プリキュア・レッド・ライン 2.0」！ カブラーン撃破（げきは）！ ついでにモスキーもしばきたおしたかったけど、そこへあらわれた四大幹部（よんだいかんぶ）のツェツェとノミーにつれかえられてしまう。たたかいは、つぎの段階（だんかい）へとすすむのだった。
つかさ「意地（いじ）でも味方（みかた）をふやさない。こういうのもあるのね」
マニー「マジかよ……」
つかさ「え!? じかいはあのひとがプリキュアに!? そんなことさせない！」
マニー「だれとはなしてるマニ？」
つかさ「すくなくともあなたとじゃない」
マニー「はいはいそーですか。すみませんマニー」
つかさ「プリキュアセブン、『黄色人種（おうしょくじんしゅ）でそんなのアリ!? キュアイエロー誕生（たんじょう）!?』」
つかさ「プリキュアセブン？ ひとりでじゅうぶん！」