昏睡（こんすい）するモスキー。あれだけの悪事（あくじ）をはたらいておいて、まだのうのうといきていたみたい。そんなモスキーのようだいをしんぱいするツェツェは、ぜんしんに闘志（とうし）をみなぎらせてたちあがった！ いっぽうそのころ、マニーはクイーンハーシュにガチ説教（説教）をくらっていた。はやくプリキュアを 7 にんあつめないと。マニーはゆいいつの戦力（せんりょく）にしてなやみのたねであるキュアレッドをおもっていきりたった！ そのころ司（つかさ）は趣味（しゅみ）のたべあるきをしていたんだ。すでに満腹（まんぷく）にちかいところまできていたけど、近所（きんじょ）にできたカレー屋（や）にどうしてもいりたかったの。でもそこにはびっくりする光景（こうけい）があった！ 「久蔵先輩（ひさくらせんぱい）!?」
久蔵大和先輩（ひさくらやまとせんぱい）は、虹橋学園高等部二年生（にじはしがくえんこうとうぶにねんせい）で、司（つかさ）にとっては近所（きんじょ）のおねえさんでもあるんだ。黄色人種（おうしょくじんしゅ）からはかけはなれた名前（なまえ）からわかるとおり、せんぱいの親（おや）はろくなもんじゃないの。はたらかないわさけびたりだわ、先輩（せんぱい）の服（ふく）の下（した）はあざだらけだわ。そんなクズどものかわりに家計（かけい）をきりもりするために、いつか両親（りょうしん）がちゃんとしてくれる日（ひ）のために、だいこくばしらとしてがんばっているんだよ。それでいて学校（がっこう）では特待生（とくたいせい）としての成績（せいせき）をたもってるんだ。そしてそんな苦労（くろう）をおくびにもださないの。そんな努力家（どりょくか）の先輩（せんぱい）が、司（つかさ）はだーいすき！ すこしでもやくにたちたくて、司（つかさ）はカレーをちゅうもんしたのだった。
そこへツェツェがあらわれてお客（きゃく）や店員（てんいん）さんたちのライフエナジーをすいとっちゃった！ そして間髪（かんぱつ）いれずカレーライスのカブラーン召還（しょうかん）！ 司（つかさ）はいかり心頭（しんとう）、キュアレッドに変身（へんしん）！ そのすきをついて先輩（せんぱい）のところに、マニーがあらわれた。「おまえからプリキュアの素質（そしつ）をかんじるマニ！」。まよったすえにギャラの交渉（こうしょう）にはいる先輩（せんぱい）。マニーは正義（せいぎ）を金（かね）でかおうとする貧乏人（びんぼうにん）のあさましさにいかりくるう。先輩（せんぱい）を無理矢理（むりやり）プリキュアにしちゃおうとするけど、そこにキュアレッドがおりたって、マニーを彼方（かなた）へとけりとばしちゃった！ 「プリキュアはひとりで十分（じゅうぶん）」。先輩（せんぱい）はキュアレッドにおもいをたくす。
キュアレッドの全身（ぜんしん）にちからがほとばしる！ それはこれまでにない、さらなるちから！ 「プリキュア・レッド・ライン 3.0！」。一撃のもとにカブラーンを撃破するものの、必殺技をうったキュアレッドのからだに激痛（げきつう）がはしる。いったいなんなの？ だけどせんぱいに心配（しんぱい）をかけたくない司（つかさ）は、たたかいのつかれをいやすために、もういっぱいカレーをむさぼりくったのでした。そのころ、プリキュアの脚力（きゃくりょく）でけとばされたマニーは、ぜんしんの骨（ほね）がイッていて洒落（しゃれ）にならない状態（じょうたい）になっていたけど、ギャグ描写（びょうしゃ）なので来週（らいしゅう）にはなおっているみたい。
つかさ「どんどんパワーアップしていくわたし。どうやらひとりでやっていけそうね。こういうのもあるのよ」
マニー「はっ、そいつはどうかマニ？」
つかさ「どういういみ？」
マニー「おしえないマニー。せいぜいそのときをたのしみにしていることマニ」
つかさ「いいからこたえろ」
マニー「いだだだだ！ ほら、こんしゅう最後（さいご）のほうでからだに異変（いへん）があったマニ！ あれはひとりのプリキュアにはかじょうなちからを発揮（はっき）しているからで……よこくでネタバレとかどんだけマニ！」
つかさ「プリキュアセブン、『あの子（こ）は年下（としした）、若葉（わかば）マーク！ キュアグリーン誕生（たんじょう）!?』
つかさ「プリキュアセブン？ ひとりでじゅうぶん！」
マニー「いだだだだだだだだ！」