ACID BAKERY

ABout | Blotter | Text | Illust

プリキュアセブン | このまえのおはなし | このつぎのおはなし

「経歴不詳! ふしぎな転校生に気をつけて!」 (けいれきふしょう! ふしぎなてんこうせいにきをつけて!)

キングブラドはお怒り(いかり)だった。搦め手(からめて)をつかっておきながら人間(にんげん)の軍事力(ぐんじりょく)ごときにおくれをとるとはなにごとか。しかしそこは策士(さくし)モスキー。それならそれで手(て)はあるとよゆうのごようす。さらにここにいないノミーも、なにかをたくらんでいるんだとか。そのころ、虹橋学園(にじはしがくえん)では司(つかさ)のクラスに転校生(てんこうせい)がやってきていた。「七紫乃(ななしの)みいこです。よろしくおねがいします」。クールな美人(びじん)のみいこは、ちょっとそっけないけど、あっというまに人気者(にんきもの)になったの。だけど、たまに意味(いみ)ありげな視線(しせん)を司(つかさ)にむけてくるのはどうしてなんだろう?

ひるやすみ、プリキュアの関係者(かんけいしゃ)があつめられた視聴覚室(しちょうかくしつ)でレッド・カンパニーについての説明(せつめい)をうける司(つかさ)。プリキュア候補(こうほ)たちは今後(こんご)、生活(せいかつ)に影響(えいきょう)がでない範囲(はんい)で護衛(ごえい)がつくんだって。私設軍(しせつぐん)とはいえ、いつのまにか女子中学生(じょしちゅうがくせい)のみで中隊長(ちゅうたいちょう)の地位(ちい)までのぼりつめてしまった司(つかさ)だけど、今後(こんご)の負担(ふたん)がへるときいてひとあんしん。マニーだけはさいごまでプリキュアをふやすべきだと主張(しゅちょう)したけど、だれもとりあわない。そういえばここまでとんとん拍子(びょうし)にあつまったプリキュア候補(こうほ)だけど、さいごのひとりはどこにいるんだろう。一方(いっぽう)、部屋(へや)のそとでは転校生(てんこうせい)のみいこが耳(みみ)をそばだてていた。かのじょはいったい……。

そんなとき、モスキーとツェツェが学園(がくえん)を襲撃(しゅうげき)! ツェツェは生徒達(せいとたち)から吸収(きゅうしゅう)したライフエナジーで、体育館(たいいくかん)の天井(てんじょう)にはさまったバレーボールをカブラーンにかえちゃった。さっそくキュアレッドに変身(へんしん)! そしてすぐにかけつけたレッド・カンパニーの助力(じょりょく)もあり、てばやくカブラーンを撃破(げきは)……したんだけど、こんどはモスキーが体育館(たいいくかん)の天井(てんじょう)にはさまったバスケットボールをカブラーンに! その影響(えいきょう)で、レッド・カンパニーのみんながモスキーにライフエナジーをすいとられて意識(いしき)をうしなってしまったの。軍人(ぐんじん)のライフエナジーをもとにしているカブラーンはちょ〜つよい!

くやしいけどモスキーの作戦勝ち(さくせんがち)、ってなったところに、遠距離(えんきょり)に配置(はいち)されていたレッド・カンパニー別動隊(べつどうたい)が対物(たいぶつ)ライフルでスナイピング! うまれたすきをついて、なんとかカブラーン撃破(げきは)。めでたく意識(いしき)をとりもどす生徒達(せいとたち)だけど、そのなかには平然(へいぜん)としたみいこが。そう、七紫乃(ななしの)みいこの正体(しょうたい)は、四大幹部(よんだいかんぶ)のノミーだったの! キュアレッドの弱点(じゃくてん)をさぐり、そして七人目(しちにんめ)のプリキュアをさきにみつけて始末(しまつ)してやる! ほくそ笑む(えむ)みいこ……だけどそのとき、ちかくにいた代樹(たいき)は、マニーからうばったプリキュアカード最後(さいご)の一枚(いちまい)が紫色(むらさきいろ)に反応(はんのう)しているのにきづいたの。これって……どういうこと!?

じかいよこく

つかさ「敵(てき)と味方(みかた)の思惑(おもわく)が入り乱れる(いりみだれる)展開(てんかい)……こういうのもあるのね」

マニー「なんか最後(さいご)のプリキュアもでてきそうなかんじマニ。こいつは絶対(ぜったい)にがさないマニ」

つかさ「もうあきらめたら?」

マニー「絶対(ぜったい)に嫌(いや)マニ!」

つかさ「あっそ。プリキュアセブン、『びっくり! これが転校生(てんこうせい)の正体(しょうたい)!?』」

つかさ「プリキュアセブン? ひとりでじゅうぶん!」

スポンサーリンク