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プリキュアセブン | このまえのおはなし | このつぎのおはなし

「最終決戦! 月虹の園が静止する日」(さいしゅうけっせん! げっこうのそのがせいしするひ)

ブードゥーキングダム。闇(やみ)の支配(しはい)するその世界(せかい)ではいま、有史以来(ゆうしいらい)類(るい)をみない、想像(ぞうぞう)をぜっするたたかいがおこなわれていた。ぶつかり、はじけ、けずりあう。たがいの渾身(こんしん)からくりだされる極限(きょくげん)の爆発(ばくはつ)! キュアプライドとキングブラド。そのふたりこそ爆心地(ばくしんち)そのものだった。いっぽう月虹(げっこう)の園(その)では代樹(たいき)とみいこ、そしてレッド・カンパニーが奮闘中(ふんとうちゅう)。しかし敵数(てきすう)は無尽蔵(むじんぞう)、たいしてこちらは疲弊(ひへい)からはのがれられない。いやおうなく限界(げんかい)はおとずれてしまう。そうなれば世界(せかい)は静寂(せいじゃく)と怪物(かいぶつ)の跋扈(ばっこ)する、闇(やみ)そのものとかすだろう。まだか……まだかプリキュア!

キングブラドの能力(のうりょく)は想像(そうぞう)をぜっしている。一瞬(いっしゅん)でも意識(いしき)がとぎれれば、その一瞬(いっしゅん)は永遠(えいえん)のものとなるだろう。あまりにはやい反応(はんのう)、あまりにおもい一撃(いちげき)。だけどたたかえている。かつてのようにあそびはんぶんであしらわれているわけじゃない。たおす、たおす! たおしてかえる! みんなのところへ! 月虹(げっこう)の園(その)では事態(じたい)がかわりつつあった。めにみえてカブラーンのかずがふえていたんだ。それはキングブラドにエナジードレインされる人間(にんげん)がふえていっているということ。そしてなんと、増殖(ぞうしょく)したカブラーンはたがいをくいあい、一体(いったい)の巨大(きょだい)なカブラーンになった。

「すべてをすいつくすちから」は共存(きょうぞん)をみとめない。巨大(きょだい)カブラーンはその結果(けっか)だった。敵(てき)がひとつになってやりやすい、とわらう代樹(たいき)だったけど、その笑顔(えがお)はひきつっていた。そんなとき、かろうじて無事(ぶじ)だった学園(がくえん)のみんなやレッド・カンパニーの面々(めんめん)がいった。「じぶんたちもいっしょにたたかいたい」。まもられているだけなんていやだ。まよったすえ、ふたりは学園(がくえん)のみんなとレッド・カンパニーをそれぞれカブラーンへとかえる。カブラーンにはカブラーンを。月虹(げっこう)の園(その)でいまくりひろげられる、世紀(せいき)のカブラーン対決(たいけつ)! そして戦況(せんきょう)はクライマックスへ。

だんだんと地力(じりき)の差(さ)があらわれ、プライドがおしつぶされていく。このままではかてない。詰(つ)める! すべての技(わざ)を駆使(くし)してブラドをたじろかせる。好機(こうき)。必殺技(ひっさつわざ)「プリキュア・セプタプル・プライド」! 一方(いっぽう)、カブラーン対決(たいけつ)も代樹(たいき)たちが勝利(しょうり)した。あらたなカブラーンやグルもあらわれない。やったのかプライド! だがエナジードレインされた人々(ひとびと)がおきあがる気配(けはい)はない。まるで世界中(せかいじゅう)が静止(せいし)したような静寂(せいじゃく)……。いったいなにが? そして世界(せかい)に影(かげ)がさす。空(そら)をみあげると、そこには星(ほし)をこえるほど巨大化(きょだいか)したキングブラドがそびえたっていた……。

じかいよこく

つかさ「ラスボスが地球(ちきゅう)よりもおおきい……そういうのもあるのね」

マニー「体格差(たいかくさ)ってレベルじゃねえマニ! 巨大(きょだい)ロボットでもなきゃどうにかなるきしねえマニ!」

つかさ「巨大(きょうだい)ロボット、そういうのがあるのね」

マニー「ねえマニ!」

つかさ「さて……どうしようか」

つかさ「プリキュアセブン、『そして無限(むげん)へと至(いた)るプリキュアセブン』」

つかさ「ひとりでプリキュア、 7 にんぶん!」

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