結果 : 【サザエさんの勝利】
サザエさん : 8 / キュアピース : 9 / あいこ : 13
解説 : 決まったッ! カウンター! 「記念すべき 30 戦目」「10 勝先着争奪戦」「コーナー際の攻防戦」、実に 4 度のあいこと不測の NO GAME の均衡を勝利によって打ち破ったのはサザエさんだった。軽くおさらいをしよう。ここ最近のサザエさんは「パーの連発」によりパーが出せない状態にあった。対するキュアピースもまたパーへの多少の偏向があったものの、それなりにバランス良く出していた為に選択肢は豊富だった。サザエさんは「グー」と「チョキ」の二択でキュアピースの攻撃を捌ききり、対するキュアピースは潤沢な組み合わせを許されているものの、サザエさんの「来るかもしれない」パーに怯えなければならない……これが現況だった。そして結果はサザエさんの勝利。長くあいこが続いた末にサザエさんが読み勝つというのは、 10th から 13th STAGE に次いで 2 度目になる。……しかしチョキか……なるほどな。今回の「チョキ」は、当然ただの「チョキ」じゃあない。なぜキュアピースは「安牌のグー」を出さなかったのか。それは前述した通り「パーが来るかもしれない」事を強く警戒してしまったからに他ならない。 28th STAGE で繰り出してきた「本来ならば温存しておかなければならない筈のパー」。あれがここに来てじわじわとキュアピースを脅かしていたんだろう。あのようなパーの出し方をするのなら「ここでも出してくるかもしれない」。その思考こそサザエさんの目論見通りだった。ここまでの展開を全て読んでいたとは言わない。だが「布石」のひとつではあった筈だ。この驚異的なゲームメイキング能力はやはりベテラン故の経験によって支えられている。不利な状況でこそ徹底してクレバーに! まずは一手だ。まずは一手分、サザエさんが距離を詰めた。キュアピースはどうだ? 23rd STAGE から 7 戦に渡り勝利できていない中、 10 勝先着に向けての「たった残りの 1 勝」を、次戦でもぎ取れるだろうか。 SVC も開始から約 8 ヶ月、 30 戦目を迎え、いよいよ戦局も全体の 60% を消化した。決着の時は遠くないッ!