荒木飛呂彦流キャラクター身上調査書まとめ
荒木先生がご出演なさった『NHK 高校講座』以来、何かと話題の「身上調査書」ですが、実はこれ 2 種類の存在が確認されています。同番組で発表されて現在原本が公開されているもの、そして『サキよみ ジャン BANG』『SWITCH』にご出演なさった際に先生がおもむろに取り出したものの 2 種類です。大凡の項目は同じなのですが、微妙に異なる部分があるのでまとめてみました。後者は肉眼で遠目から復元するしか方法が無く、管理人の能力ではこれが限界です。何卒ご容赦下さい。なお『NHK 高校講座』版のように今後原本が公開されるなどした場合、随時補完していきたいと思います。たぶん。
(2017.12.02)申し訳ありませんでした! 実は『荒木飛呂彦の漫画術』という荒木先生の著書が二年半以上も前に発売しているのですが、ここに身上調査書の原本が記載されているんです。で、この本を発売日に買って早々と読了し、当然その事実も把握しており、晴れて原本のコピーを公開……したつもりになっててアップロードしてませんでした! ありがたいことに先ほど御指摘を頂戴いたしまして、ようやく不備に気づいた次第でございます。下記「補足・所感」にも少し追記してありますので、よろしければお読みください。
という訳で改めて原本を公開させて頂きます。あ、先生の著書は非常に面白いので、調査書抜きでおすすめです。
補足・所感
- 誤字脱字等ご容赦
- 「?」「-」の項目はそのまま「不明」の意です。
- 荒木先生曰く「身上調査書は、項目含めて自分で考えるのが大事」。さらに『SWITCH』での発言曰く「これ(調査書)を作るとキャラクターが友達になったみたいに思える」との事。つまり自分にとってそのキャラクター(友達)を知るにあたり、何が重要な要素なのか、逆に自分は興味が無くてもそのキャラクター(友達)にとってはどうなのか、といったイマジネーションが、調査書、ひいてはキャラクター制作の独自性を高める結果に繋がるのではないでしょうか。表面化しない情報にこそ本質が現れるのかもしれません。
- ちなみに『SWITCH』にて、荒木先生は「『お父さん』『お母さん』まで知りたい」と仰っていました。「親」というのは荒木先生にとって重要なポイントなのでしょう。……が、その割に『サキよみ』『SWITCH』版では親についての項目が見当たらず。不明項目で実は扱っているのか、『高校講座』版が本命なのか。と言っても、どちらのバージョンが新しいのかさえ分かりませんし、ここら辺はどれだけ考えても想像の域を出ません。
- 両パターンの調査書を比較してみるのも面白いでしょう。同じ項目がある傍ら、存在する差異にどんな思惑があるのか、そういったあれこれを考えるのも創作の一助となる筈です。たぶん。
- 『SWITCH』版が所々赤字なのは、『サキよみ ジャン BANG』でそのように記述されていたからです。荒木先生が番組に調査書を提出した際に「特に重要」とした、というのは推測ですが、そう念頭に置いて眺めてみると見えてくるものがあるかもしれません。無いかもしれません。
- NHK で公開されているオリジナルの URL が「chousahyou(ちょうさひょう)」になっているんですがこれは一体……!? と重箱の隅を突いたところでひとまず終了。
- (2016.07.08)追記・修正
- 気づいたら「原本」が消えてるじゃあねーかッ! というわけで拙い手製の調査書をご利用ください。
- 「JOJO.COM」で公開……してくれなさそうだなあ。
- (2017.12.02)追記
- ということで「公式」の「原本」を公開します。ほんとさーせんした。
- ただ『荒木飛呂彦の漫画術』版も、あくまで数あるバージョンの一つであり、『NHK 高校講座』版及びトビーの情報などは依然として目視再現したものしか存在しません。それらは従来のまま置いておきますので、合わせてご利用ください。
- ちなみに『荒木飛呂彦の漫画術』版は『サキよみ ジャン BANG!』『SWITCH』版の完全版とも言えるものなのですが、後者二つはテレビ公開時に赤字表記されていた項目などがあり、厳密な上位互換とは言えません。こちらも不明項目を修正した上で公開するので、宜しければご利用ください。
- 実のところ『荒木飛呂彦の漫画術』版は『サキよみ ジャン BANG!』『SWITCH』版から一か所だけ消去された項目があります。書籍の該当箇所を良く見ると修正された痕跡がありますね。セル(ページ)を切り替えれば修正箇所が簡単に分かると思いますので、興味があれば探してみてください。理由が何となく見えてくると思います。
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