第 26 話「『愚者(ザ・フール)』のイギーと『ゲブ神』のンドゥール その 2」
- アヴドゥルが投げた腕輪の落下音を聞き取るンドゥール。原作では余裕の表情だが、アニメ版では少し汗をかいている。
- 腕輪の音でンドゥールの脳内に抜き足差し足歩く人型のイメージが形成される。しかし歩みが五歩以上先に進まないことで、脳内イメージが掻き消える……といった描写が挟まれる。アヴドゥルの意図とンドゥールの思考の変移が視覚化され分かりやすい。
- 「今のはなにか輪のような形の物を」→「あれは足音じゃない。なにか輪のようなものを」
- 「承太郎が走り出した。な……なんてことを!」→「承太郎のやつ、なんてことを!」
- 「どこへ走る気だ……まわりは砂漠なのに……」カット
- 「水が承太郎をおいかけ始めた!」がポルナレフの台詞に。それを引き継ぐ形でジョセフが「そういうことか。アヴドゥルはこれ以上攻撃されずに〜」と続く。
- イギーを脅して敵の索敵をさせようとする承太郎。「愚者」のグライダー能力によってその場から離れようとするイギー。ここまでは共通だが、アニメではイギーが砂で自分の身代わり人形を作り承太郎を出し抜こうとする描写が挿入される。
- 「犬に敵本体を見つけさす気だ」→「イギーに敵本体を〜」
- 「い……いや! ジョースターさん、おりゃあ心配だ……」カット
- 「あの『愚者(フール)』あまり長距離は〜」→「あの『愚者(ザ・フール)』〜」
- 「『へ』がもれてるじゃね――か」→「『へ』がもれてるじゃあねーか」
- 「ど…どうする? ジョースターさん!」カット
- 承太郎を追跡し始めた「ゲブ神」を後目にアヴドゥルに駆け寄るジョセフ。
- 「も…もはやこの戦い承太郎にまかせるしかない」→「もはやこの戦い…まかせるしかない。承太郎に!」
- 「ヤツのスタンド…砂をまき上げてるぜ。追ってきているな……。ヤツはヘリコプターを墜落させているが…こっちの正確な飛んでいる位置はわからないだろうぜ。ヘリのように…音を出しているわけではないからな…」→「追ってきてるな……。ヘリの音は振動がでかいが、イギーのスタンドは風切り音……こっちの正確な位置は分からないだろうぜ。高度が下がる前にスタンド使いまでたどり着けば、勝てる……!」
- 「承太郎……位置も高さもわかった!」→「位置も高さもわかったぞ……承太郎!」
- 「こ……このくそ犬が」→「このくそ犬」
- 承太郎によるイギー投げ。アニメ版ではイギーとの接触が断たれた途端、「愚者」が砂に戻って崩れていく。
- スタンドを承太郎のところから戻さなくてはッ!
- 「な……なんてヤツだ承太郎」→「なんてヤツだ」
- 「承太郎を見失った!」カット
- 「どこだッ! どこだ承太郎!? 動いていない じっとしている……かなり近くまで来ているはずだ…。いったい…いったい! どこにいるのだ? 承太郎……」カット
- 承太郎とンドゥールのスピード勝負。緊張感で飛び上がるイギーが着地するまでの一瞬で勝敗は決した。原作では決着直後にイギーが着地する描写があるが、アニメ版ではカット。代わりに承太郎の飛ばされた防止がイギーの眼前に落ちる。
- 「『隠者(ハーミット)』は〜」→「『隠者の紫(ハーミット・パープル)』は〜」
- DIO への忠誠心を語るンドゥール。短く回想が入り、そこではンドゥールが DIO によって頭へと手を置かれ、横にはエンヤ婆が。
- 「裏切ってンドゥールのスタンドにおれをさし出したことなど怒っちゃあいねーぜ」→「別に怒っちゃあいねーぜ」
- 「エジプトにもコミックとかマンガなんて〜」→「エジプトにもマンガなんて〜」
- 漫画家の上着に印字された「911」カット。
- 「故郷の家じゃあ本がいっぱいありすぎて重さで部屋がかたむいちまったんですよ」カット
- 漫画家の喫煙カット。しかし「本」に登場する旅人は原作通りタバコを加えたまま。
- 「しかもフルカラーだ!」 フルカラーである。
- 「な……なんか変なマンガだなあ」→「へ……へんなマンガだなあ」
- 「ほんの数ページだが……」カット
- 「だめだね 売り物じゃあねえ!」「弟の本は売り物じゃあねえ……」→「だめだね 弟の本は売り物じゃあねえ!」
- 「とっとと消えろと言ってるんだッ!」カット
- 「みなさーんバスが出発しまーす」「アスワン行きは乗り遅れると次のバスまで 4 時間ありまーす」→「みなさーん アスワン行きのバスが出発しまーす」
- 「急ぐか……」→「行くか……」
- 「4 時間ほど待って次のバスでいくか」→「次のバスまで待っていくか」
スポンサーリンク