第 02 話「過去からの手紙」
- 原作「過去からの手紙」から。冒頭まま。
- ディオの左耳にはやはり 3 つのホクロ
- 「7 年前の事件のせいか!? 愛犬ダニーの事だってエリナの事だってぼくの思いこみだ! 証拠がないッ! ああぼくはなんていやなやつだ。まだあの時の事を疑惑し恐怖している!」→「まだ 7 年前の事件を疑惑し恐怖している!」
- 「考古学なんぞじゃなく医学を勉強するんだった! でもこれはなおる病気さ!」カット。
- 「貧しい出身のぼくにチャンスを与えてくれてありがとうございます」と言っているディオの顔が原作よりも超邪悪。気づけッ! ジョースター卿!
- 「ジョースター卿お薬の時間です」カット。
- 「フ……ディオが言ってたな。『考古学が金になるのかい?』って……彼らしい言葉だ! しかも的をいている!」
- ジョナサンが書斎で本箱を落とした際に原作では無かった「ゴゴゴゴゴ」。そして手紙のアップになってダリオの名前。
- 原作ではここでジョナサンが手紙に興味を示して読んでしまい衝撃を受け、場面がディオに切り替わる。アニメでは「この手紙はやばいものである」というのを「ゴゴゴゴ」で圧縮して見せたのだと思われる。
- 執事の「ディオさん」が「ディオ様」に。
- ディオの父親への憎悪を描く回想が少し後に回され、ワンチェンから薬を購入する際のやりとりがフラッシュバックに。
- 「3 つのホクロ」に関する言及がされていないので、これだとアニメでは最初から描かれていたホクロが意味をなさない気もするが、恐らく後々に何らかの形で補完されるのだろう。
- 手紙をちょいと見せて貰おうとするディオカット。
- 原作では薬を調べようとするジョナサンに対し早々に焦るディオだったが、ここではもうしばらく冷静。感情をコントロールできるように成長したらしい。この後すぐキレるが。
- 原作では「薬を戻せ! そして手紙を渡すんだァ――ッ!」で殴りかかったのに対して、アニメでは「あんなクズに名誉などあるものかァ――ッ!」で殴っている。
- 原作では薬に手を伸ばされた時点で動揺していたが、アニメでは(すくなくともこの時点においては)自分への疑いに対して冷静さを貫いている。狡猾なディオが「父親」というたったひとつの弱点をむき出しにしたようで、個人的にはこれもグッド。
- 「必ず刑務所に送り込んでやるぞッ」→「必ず刑務所に放り込んでやるぞッ!」
- 「わたしどもの看護じゃあ信用できないんで……?」はそのままだが、「なさけなや……」と描き文字の「イジケー」が無くなっている。これは描いて欲しかった。
- 馬車でオウガーストリートに出掛けるジョナサンを窓から見送るディオ。この時に原作では前話「父への誓い」にある「薬の証拠をつかむのに 3 日とみた!」が入る。さらにその 2ページ前の「完全犯罪でなくてはならん!」もここに。そして石仮面によるジョナサンへの殺害を画策するディオ。圧縮が上手い。
- 御者によるオウガーストリートが如何にやばいかを伝える台詞が諸々短縮。「紳士の入りこむ所じゃねえ!」は入れて欲しかった。
- オウガーストリートの「怪物に見える壁のひび」カット。
- 原作通りナイフを素手で掴むジョナサンだが、出血は無し。ガッツがセルピコの剣を掴んで止めた時のようになった。
- 「東洋の神秘、中国拳法。この蹴りをくらってあの世まで飛んでいくねーッ!」カット。
- オウガーストリートの住人に囲まれるジョナサン。原作ではもっとグールっぽかったが、少し人間らしく。しかし「ウシュルウシュル……」って言ってる!
- 「正真正銘の紳士ってわけか……。こいつは精神的にも貴族だ……」→「こいつは正真正銘、精神的にも紳士だ……」
- 衛生観念もない虫けら同然のたかがじじいの浮浪者への配慮のため、台詞が「衛生観念もない虫けら同然のクズのじじい」に変更。
- 「ジョジョの奴が何年にもわたってまだ調べているこのバカバカしい仮面の研究をこのディオは一瞬にして解いてしまうというわけだ――ッ!!」カット。
- 「すぐれた絵画や彫刻はそれ自体輝きを放つように見えるが……」カット。
- ジョースター邸に帰ってくるディオ。暗闇の中でジョナサンは言う。「とうとう掴んだぞ、ディオ! きみの悪魔のような陰謀の証拠を!」。ディオの顔つきが鋭くなり、次週へ。
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