第 20 話「シーザー孤独の青春」
- シーザーの過去が語られるが、原作ではリサリサの口からであったのに対してアニメ版は大川透氏によるナレーション。
- 「蒸発」→「失踪」
- 「母方の遠い親戚」→「遠い親戚」
- 社会福祉のくだりカット
- 「これで確実に相手は 一週間は足腰たたなくなるのだが」カット
- 「そのあとに素拳での一撃! これが恐れられた! 電気が走るような独特な衝撃があり殴られた者は一ヶ月は 昏睡状態が続く。『波紋の才能』の片鱗だったのだが この時 本人はまだ知らない」→「そして動けなくなったあとの一撃! これが『波紋』の片鱗である事は、シーザーはまだ知らない」
- 「あとをつけてあいつがどれだけ軽べつに値するヤツか確認してから…ブッ殺してくれる!」カット
- 「息子がこのことを知ればマリオがそうであったように祖父ウィルの意志を受け継ぐだろう。知らなければいい………闘うのは自分だけでいい……だから 家族を捨てた」カット。
- 「とうさん! …………」がシーザーのアップではなく、マリオが飲み込まれた壁を呆然と見つめるシーザーの背中を映す形に。
- 同時に、項垂れるシーザーが拳を握り締める描写が追加され、それが現在、ホテルに突入する際のシーザーが拳を握りしめる姿に繋がる演出になっている。
- 原作ではシーザーがホテルにたどり着いてワムウ戦をやらかそうという直前になって過去回想が挟まるので、ジョセフ達が結構のん気してるように読めてしまうが、アニメでは時系列を並び替えているので、ジョセフ達がすぐシーザーを追ったのだろうと理解しやすい。
- シーザーがホテルに続く門を潜る描写追加
- ワナを警戒して「ウ〜〜ウ〜〜」と躊躇するシーザーカット
- 「風」というワードでワムウを予感させるナレーションカット
- 「ネコ足立ち」の有用性と立ち位置の差を語るナレーションカット
- 「チラッチラッ」カット
- ワムウの水蒸気ステルスについてのシーザーの推理に「僅かに目に見えるのは水分を含んでいるからか」追加
- シャボン・カッターを打ち出す前、ワムウの放つ風圧によってシーザーが後ずさるシーン追加
- これを受けてから「おれのシャボンを吹き飛ばす! だなんて安心するなよ!」という台詞があるので、攻防感が増しているように思える。
- シャボン・カッターを喰らったワムウが汗をかいているので、原作よりも苦戦している感が出されている
- 屋敷に突入。原作では静寂の緊迫感があったが、アニメ版では BGM がかき鳴らされているのでまた別の精神テンションに。
- 「左腕が骨折しているようだがそんな痛みなどどうでもいいぜ!」カット
- 「生きているのか!? 死んでいるのか!? 走り寄って確かめたいが…」カット。
- 原作ではこの時点でメッシーナの生死は不明だったが、アニメではなんかピクピクしてる
- 屋敷内で対峙するシーザーとワムウ。原作ではすぐにシャボン・レンズのくだりに入ったが、アニメで何とここで互いの飛び道具を放ち合う大幅なシーン追加がある
- 「シャボン・ランチャー」再び→「効かぬと言ったろう」と頭かざりで防御し、そのまま竜巻を放つ→華麗に回避するシーザー→着地を狙って竜巻→何とシャボン・ランチャーで防御してしまうシーザー→シャボン・カッター→防御不能技なので回避するワムウ→「逃がすか!」と追撃するシーザー→「逃げも隠れもせぬ」と腕から竜巻→シャボン・カッターで防御し狙いを逸らすものの、自らも吹き飛ばされるシーザー。逸らした竜巻は天井を砕く→呼吸を整え不敵に笑うシーザー→再びシャボン・カッターと竜巻の応酬→避けるシーザー、喰らってしまったワムウは汗を流して顔を歪める→既に放たれ、迂回してきた「シャボン・カッター・グライディン(滑走)」で脚部を切り裂かれ、ワムウは階段から転がり落ちる→そして原作通りのシャボン・レンズに繋がる
- 原作では一度目のシャボン・カッターがそのまま屋敷の中に入って滞空していた訳だが、追加された飛び道具合戦がシャボン・レンズに至る為の前振りとして機能している
- 「さっきのシャボン・カッターは」→「今までのシャボン・カッターは」
- 一瞬の機を逃さず神砂嵐を放つ際にワムウが浮かべた「ニヤリ」という笑みカット
- 満身創痍で立ち上がるシーザーの頭上で天井が崩れ落ちようとしている描写カット
- 原作では天井が崩れ落ちる程の破壊状態を作り出したのは神砂嵐だった訳だが、アニメでは追加された「シャボンで逸らした竜巻が天井を穿った」描写が崩落のきっかけに繋がったというのは……さすがに考えすぎか。
- 「こ、こんなこと人間でねえきさまなんかに」「しゃべってもわからねーだろうがなァ」カット
- 最後の波紋を絞りきるシーザーから迸る輝きが、叫びと共に屋外へ
- 「まっ赤なシャボン玉…」カット
- 「その身尽きても」のナレーションが最後に回される。ちなみに「二十歳」はカット。
- メッシーナ発見のくだりがカット。恐らく来週に回されるのだろうが、巻き込まれて死んじゃった的な雰囲気はある
- 「あんな恐ろしい『神砂嵐』をシーザーが喰らってるわけねえ。そう思いたかった」カット
- 「…………と怒って以前のオレなら女だろうが容赦なく襲いかかっただろうが…」カット
- タバコの向きを指摘されたリサリサの目が揺れ、汗をかいて動揺し、咥えていたタバコへし折る。
- 原作の、手だけが震えて顔は平静を装っている様子も好きだったが、これはこれで。
- 「ヤツら対してはところん鬼になってやるぜ」で浮かべていた涙が散り、止まる。原作ではこの台詞を泣きながら言っていた。
- シーザーが眠る岩を発見してしまう両名。原作では流れ出る血液で気付いたようにも思えるが、アニメでは崩れた壁から差し込んだ陽光によって岩が照らされ、ジョセフ達が気付くという演出に変更されている。
- 噎び泣きながら岩を叩き、泣き崩れるジョセフ
- 差し込む陽光が十字を描く
- うぉおおおオレの体はァァアアアアアアア――ッ!!
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