『ACVI』とりあえず一周クリアしたので


2023.09.01

『ACVI』および『AC3SL』についてのネタバレあり。

レイヴン各位、ルビコンでの仕事は捗っておられるでしょうか。先日『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON(アーマード・コアVI ファイアーズ・オブ・ルビコン)』をクリアしまして、野暮用(労働、お金を稼ぐ行為)の合間を縫って絶賛周回中なのですが、今回は取り合えず初見時に感じたことを雑多に書き残して置こうかなと筆をとりました。

筆を取りましたというか、以下は初見時のメモから。本当にメモ書きなので誰かが読むことは想定してません。ちなみに辿り着いたエンディングは「レイヴンの火」です。

雑感

  • もうね、一も二もなく滅茶苦茶楽しい、に尽きる。動かしやすいし、気持ちがいい。いやー近接武器が当たるのがとにかく嬉しいんですよ。言い訳になりますが過去作では四脚をメインに使っていたこともあり、自分の腕では当てられない近接はよほどのことがない限りは運用してきませんでした。それがどうだい! ブレードで好き勝手に斬り刻んでやるし、とっつきだって当てちゃう。フロムに快楽中枢を握られている。助けてくれよ。
  • ミッションクリア時はリザルトつかないのが地味に良い仕事してる気がする。ストーリー進めたいだけの人からすれば、仕事の結果にケチつけられた気持ちになりかねないですから。
  • チェックポイントから復帰できるのが良い。テンポよく死ねる。ここの肝はアセンが組み直せることでしょう。正直、特にソウルシリーズに慣れた人って敵の動きをよく見て、自分の立ち回りを最適化して、という流れで何とかする癖がついていると思うし、このゲームにおいてもそれは滅茶苦茶大事なんですが、やはり根本はパーツの組み立てで有利不利を探っていく部分だと思うんですね。しかしやり方を変えるというのはそれだけで嫌厭される要素になります。なんか数字いっぱい並んでるし。アセンの為にミッションを最初からやり直さないといけないのもなあ……ということで、このチェックポイントからアセンを適時組み直せる仕様は、その「面倒」を大きな割合で軽減できる結構画期的な一手なんじゃないかと。
  • 四脚使い(のつもり)なのにバルテウスがどうしても無理で、二脚に切り替えてみたらあっさり倒せてしまった悲しみ。だけどその後のスマートクリーナーは四脚で圧倒できる嬉しみ。シースパイダーも四脚で倒しました。多脚には四脚ぶつけんだよ!
    • 四脚は桜木花道くらい滞空できるので、空を渡るミッションでは大いに役立つ。得意を活かせる楽しさよ。
  • 上空からレーザーで狙われるくだり、『サイレントライン』思い出した人も多いはず。
  • 何者でも無い主人公に色々な呼び名が付け足されていくの、いいね。
  • アリーナのスッラ戦でホラー演出挟むのやめろ。
  • アイスワーム
    • シー「ス」パイダー、アイ「ス」ワーム」、アイビ「ス」と、 C 兵器の名称は一応韻を踏んでるんだろうか。
    • 燻りの湖のワームと氷原のワームはオマージュだと思うんですが、アイスワームが電気に弱いのに対して燻りワームが電気属性なのがちょっと面白い。
  • ルビコンってまさか生命を喰って増える?なんてことを考えながら進めている時に食虫植物の話をしだすエア、ほんのりと怖いんだけど。
  • さすがに他作品と『AC』を繋げる気はないんですが、深層の巨大なミルワームやところどころで結晶化していると思わしきコーラル、そしてそもそもコーラルが水溶性(?)なのを見て「深淵!」の一言が口をついて出るのを必死に抑えた。
  • ところでレイヴンについて発売前に結構良い記事書いていた自分を褒めてあげたい。おーよしよし。
  • アイビス! IBISじゃないか!
    • 『AC3SL』のラスボスがIBIS(アイビス)でした。「レイヴン」に対する、「トキ(アイビス)」。もっとも『AC3SL』に登場する機体自体は「I-CFFF-SERRE」という名前で、「IBIS」とはそれを操る管理者でしたが、セルフオマージュってやつでしょう。発売前に公開された「アイビスの火」というワードでこの機体のことを連想自体はしてましたが、フロムさんも粋な事しますね。
    • まあ作品を跨いだとはいえ一度は倒した相手よ。こっちもシリーズを重ねて腕も上がっていることですし、いっちょお手合わせ願いますか。
    • こいつやばすぎ。
    • ここまで運用してこなかったタンクを持ち出す時である、と高 AP で立ち向かいつつも撃墜される……を何度も何度も繰り返し、最終的に二脚で何とかしました。
      • (ちなみにこの時点で「ロックオンはスティックを触ると外れる」仕様に気づいてません)
  • フロイト
    • 他のルートでもっと違う姿を見せてくれる可能性もあるので深く言及しませんが、AC「VI」における「V.I.(ヴェスパー・ワン)」という、タイトルと深く紐づいた位を冠した男、フロイト。アリーナでのテキストを見る限り主人公みたいな奴ですよね。
    • アーキバスグループ強化人間部隊 ヴェスパーの首席隊長

      フロイトはアイランド フォーの動乱において 作戦成功率 94.7% を記録した希代のエースパイロットであり「スネイル同様の調整を重ねているに違いない」と周囲からは見なされている

      しかし実際のフロイトは AC を駆ることを愉しみ 日々の小さな上達を積み上げつづけたただの人間である

    • 人型兵器アーマード・コアは人の拡張であり、転ずるに人の可能性の拡張なので、その性能をどこまでも突き詰めるフロイトはつまりイレギュラーに近いのかもしれない。
  • 敵も味方も無い、自由の象徴「レイヴン」。それ故にずっと傍らにいた友人を敵とすることも在り得る。そういった意味で『AC』らしいストーリーと幕切れだったと思います。
  • 最近発表された学説として、フロム・ソフトウェアはその時作っている作品の要素を最新作の中で先出ししたがる習性を持つと言われていますが、まさか水鳥乱舞とはね。ラスボスの機体もアイビスシリーズなんでしょうけど、トキは水鳥じゃないだろ!
  • レイヴンの火。全てを焼き尽くす黒い鳥。宇宙は焼いた。次は何を焼こう。

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