19 世紀イギリス。少年ディオは父から受け継いだ「因縁」という遺産を手に、貴族ジョースター家へと訪れた。迎え入れたのはジョースターの一人息子ジョナサン。心優しき少年と、侵略の野望を秘めた少年が出会う。数奇な運命の始まり。
ディオを迎え入れたジョナサンの日常は、これまでのものと一変する。父ジョージはディオの優秀さにほだされ息子へ厳しく当たるようになり、友人たちもディオの魅力の虜となった。全てはディオの野望の一端。ジョースター家をわが物とする為の。
親指を目の中につっこんで殴りぬけるのはこの回。
変わらずディオに侵略されるジョナサンの生活。孤独がジョジョを蝕む。しかしそこへ一人の少女エリナが現れる。かつてジョジョに救われた可憐な乙女。恋がジョジョの孤独を打ち消す。しかしそんなささやかな幸せをディオが放っておくはずもなく…。
ズキュウウウンとキスシーンはこの回
ジョジョから全てを取り上げるためディオはエリナの前に現れた。レディの尊厳を穢す方法、それは彼女の唇を奪うこと。目論見は成功。ジョジョの恋は突如終わりを告げる。起きた出来事を知ったジョジョは憤怒の限りディオへ拳を突き立てた。
ジョジョとディオの決闘は父の一声により静止された。鉄拳は見舞ったがジョジョの心が晴れることはない。そして更なる悲劇が起きる。愛犬ダニーが殺害されたのである。犯人であるディオはジョジョの潜在的な力を評価し、自身の成長を誓うのだった。
7 年の月日が経った。心身ともに成長したジョジョは、ある夜一通の手紙を見つける。それはディオの父が遺したもの。彼は病死だった。しかし奇妙なことにその症状は、現在ジョジョの父を脅かすものと同じだった。ディオへの追求が始まる。
ジョナサンとディオの通う学校は「ヒュー・ハドソン校」
ディオは実の父親を殺している。そして同じ手段でジョジョの父親をも……。確証はないが確信があった。必ず証拠を掴むことを決意するジョジョと、彼を始末するべく行動を起こすディオ。幾度目かの戦いが始まろうとしていた。
父親に対して身の潔白を誓えなかったディオと、自らの父親に対して「ジョースター家のジョナサン・ジョースター」であることを誓ったジョジョ。サブタイトルの「父への誓い」は二人の対比として機能しているんですね。
ディオはジョジョが研究する石仮面の秘密を知っていた。仮面を使えば自然にジョジョを殺害できるだろう。一方ディオが所持していた毒物の出処を求めジョジョはオウガーストリートへ訪れた。幾多の殺意が彼を襲う。
恐ろしい食屍鬼街だが、ジョジョは持ち前の精神力で乗り切ってしまう。一方ディオはジョジョが証拠を持ち帰る可能性に怯えて酒に溺れていた。酔った勢いで喧嘩になり、ディオは石仮面の殺傷能力を試す。しかし何たることか、仮面から光が迸る。
血を吸った石仮面は骨針を突き出す。その性質を殺人に利用せんとしたディオは、しかし一転して窮地に立たされていた。骨針は人脳を刺激し、秘めた力を解き放つものだったのだ。寸前、日光に救われた彼だったが、ジョジョは既に屋敷へと帰還していた