ACID BAKERY

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111-120 話

第 111 話「帰ってきた男の巻」

地球へ帰還しようとするカーズは、だが叶わず礫となって宇宙を彷徨い続ける。もう一人、帰らぬ人となったジョセフを送る皆の前に一人の男が帰ってきた。ジョセフは生きていたのだ。そして時は流れ、老いたジョセフが向かうのは、日本。

第 2 部完

第 112 話「悪霊にとりつかれた男の巻」

日本。ジョセフの孫、空条承太郎。彼は「悪霊」と称する力を有していた。波紋とも異なる人に似たビジョン。それ故彼は自ら入った牢獄より出ようとしなかった。一方、大西洋の海底より一つのものが引き上げられる。百年の時を経た棺が。

第 113 話「炎の魔術師の巻」

頑として牢から出ようとしない承太郎。そこへ現れたのは祖父ジョセフだった。「悪霊」を知るジョセフにも態度を崩さない彼の前にアヴドゥルなる男が立つ。彼もまた「悪霊」の使い手だった。一方、「DIO」と刻まれた棺から解き放たれたものは……。

第 114 話「悪霊 その正体!の巻」

傍に立つ悪霊。「スタンド」と呼ばれる能力を持つ者同士の戦いは、両者が矛を納める形で終わった。なぜジョセフは日本に来たのか。彼の口から語られるのは、さる棺の存在。100 年の眠りより目覚めた「ディオ」との闘いの宣言であった。

注釈

最初はちょっぴり自律タイプのスタンドだった「スター・プラチナ」。『ジョジョリオン』の「スタンドは無意識な操作が一番可愛い良い子」という言葉が感慨深い。

第 115 話「星のアザを持つ男の巻」

ジョセフは自身のスタンド能力で念写を行った。写っていたのは、ジョースターの特徴である星型のアザを持つ金髪の男。それはジョナサンの肉体を有するDIOだった。一族の因縁を知らされた承太郎は後日、登校中に何者かの攻撃を受ける。

第 116 話「戦慄の侵入者の巻」

転落するも命を拾う承太郎。医務室で処置をするが、突如保険医が凶行を開始。そして現れた転校生、花京院典明は自らの正体、全て自身のスタンド攻撃であることを宣言した。手詰まりか、否。承太郎は保険医の内から敵スタンドを引きずり出す。

注釈

「空条承太郎 本日中にきさまを殺す わたしの幽波紋(スタンド)で! 花京院典明」

最後の「わたしの幽波紋(スタンド)で!」の倒置法とルビと名前入りなの大好き。そもそも名乗って渡したハンカチなんだから名前いらんだろ。 さしもの肉の芽も彼の育ちの良さまでは操れなかったのだ……。

第 117 話「裁くのは誰だ!? の巻」

花京院のスタンドを捉えたかに思えたが、「エメラルド・スプラッシュ」の反撃に合い窮地に立たされる。弱者を傷つけ敗北は悪だと嘯く花京院。法で裁けぬスタンド使い。しかしここには承太郎がいる。圧倒的パワーで花京院を下し、DIO へと迫る。

第 118 話「DIO の呪縛の巻」

花京院は DIO の「肉の芽」により操られていた。故に数日中に死ぬ。そう断言するジョセフを余所に承太郎は摘出を決断し、脅威の精密さと度胸で事を成し遂げてしまった。何も語らぬ承太郎だが、その心根の優しさを、ママはちゃ〜んと見抜いているのだ。

第 119 話「幽波紋(スタンド)の戦士たちの巻」

DIOとジョースターの血の共鳴が承太郎たちにスタンドをもたらし、ホリィも例外ではない。穏やかな者にスタンドは有害であり、エジプトに潜むDIOを倒さねばホリィは死ぬ。目覚めた花京院を加え、一行はエジプトへと旅立つ。

注釈

「スタープラチナ(星の白銀)」命名回。「かっこいい」。それしか言葉が見つからない。

第 120 話「機中にひそむ魔の巻」

ホリィの余命は 50 日。それまでに DIO を倒すべく一行はエジプトへ旅立つ。だが DIO もまたその動向に気づいていた。だからこそ飛行機の中、その虫型のスタンドは敵意を持って飛び回る。スタープラチナのスピードすら凌駕し虫の攻撃はその口内へ――!

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