新たな9人の敵。残された時間。財団のヘリが不穏な情報を残して飛び立つ。一行は DIO の元へ到達できるのか。新たな仲間イギーと砂漠を行く中、そこには先ほど去ったヘリが墜落していた。パイロットは溺れ死んでいた。
スタンドの正体は「水」だった。砂漠の中自在に姿を消し、現れては攻撃をする。花京院の目がやられた。一行は敵が音を探知していることを突き止め車上に逃げるが車体ごと攻撃される。イギーだけがそれに気づいた。
敵は音を探知する。アヴドゥルは欺瞞の物音を立て、しかし敵が一枚上だった。首を裂かれアヴドゥル死亡寸前、承太郎が走る。イギーに攻撃を察知させる。逃れるイギーは承太郎と共に宙へ。そこには足音が存在しない。
それは滑空であって飛行ではない。再度浮上の為の着地が探知され、更に巻き上げられた砂の反響で位置を把握された。撃墜秒読みの中、承太郎はイギーを敵本体へ投げる。防御に回る敵は、背後の承太郎に気づかない。
両者は知る。互いが互いの射程内にある。後は一撃見舞うのみ。そして制したのは承太郎だった。ドゥールは迅速に自らの頭を撃ち抜き、DIOへの忠誠を口にして散る。「エジプト9栄神」とは? イギーを加えて旅は続く。
アヴドゥルを始末するため、カメオは願いを迫る。アヴドゥルが要求したものは「痛みの叫び」「恐怖の悲鳴」「後悔の泣き声」であった。それら全てが叶えられ、カメオは二人へ許しを請う。しかし願いを叶える者の願いが聞き届けられることはなかった。
アヴドゥルを再び加えエジプトへの旅は続く。今度の乗り物は潜水艦だ。追手も深海までは追ってこられまい。ジョセフの義手が吹き飛んだ。予め艦に潜んでいたのだ。今度は変身のスタンド。艦のあらゆるものに紛れ、一行を襲う。
「女教皇」。物体に変化するスタンドであり、本体は遠方。変化の判別は不可能に近く、捕獲も難しい。かつ承太郎すら欺く知性がある。状況は不利。そして既に穴が穿たれ沈む艦からは脱出するしか術がない。スキューバダイビングの始まりだ。
ダイビングの経験などほぼ持たない一行は命からがら沈没艦から逃げ延びた。美しい海を行く。追ってくるはずの「女教皇」を警戒しつつ、一行は遂に上陸の目途を付けた……と思われた。「海底」に化けた「女教皇」によって、一行は全員飲み込まれた。
「海底」に化けた「女教皇」により一行は食われた。脱出すべく承太郎を始め、皆の口から敵への褒め殺し大会が行われた。バレた。怒り狂った「女教皇」に噛み潰された承太郎、と思いきやスタープラチナのパワーはこれを粉砕する。いざエジプト上陸。