子供を逃がし、イギーとペット・ショップは対峙する。執拗な氷の攻撃に逃げの一手を打つが、逃げきれない。遂には下水道で追い詰められたイギーは敵の攻撃を喰らってしまうが、それは砂人形。番鳥の不意を突き、一撃を見舞う。
手傷を負ったペット・ショップは更に猛烈な勢いで攻撃を仕掛けてくる。捕らえられ今度こそ打つ手の無いイギーは、しかし片足を犠牲にして生き延びた。水中で立てこもり逆襲を誓うイギーは察知する。水の中を潜航する奴の気配を。
水中戦。ペット・ショップのパワーは圧倒的だった。そしてイギーは賭けに出る。攻撃を放とうとする嘴に噛みついたのだ。敵は内側より爆散し、イギーは辛くも勝利を収めた。沈みゆくイギーを救ったのは、彼が助けた少年だった。
承太郎たちは重症のイギーと、目の怪我から復帰した花京院と再会する。喜ぶ間もなくイギーに案内され辿り着いたのは、探し求めた DIO の館であった。警戒する一行の前に一人の男。執事を名乗る彼はギャンブラー・ダービーの弟だった。
テレンスは承太郎達との勝負を望む。瞬時にカタを付けようと繰り出されたスタープラチナの拳だが、テレンスはそれを避けた。スピードではない、何か…。そしてテレンスにより承太郎・ジョセフ・花京院はどこかへ連れ去られてしまう。
破った相手の魂を人形に閉じ込め収集する……。異空間に連れ去られた承太郎達はテレンスの兄をも超えた異常性を目の当たりにする。そして承太郎には既にテレンスの能力が食い込んでいた。対決が始まる。題材はテレビゲームである。
テレンスが指定する最初の対戦相手は花京院だった。花京院はゲーム『F-MEGA』を所望する。命をかけたレースゲーム。まずはテレンスの技術が光り、彼は勝利を確信する。しかし花京院がそれを破った。両者このゲームやりこんでいる。
かつて花京院は DIO に恐怖を植え付けられた。支配され、しかし承太郎に救われ今や恐怖を乗り越えた。一度のミスが敗北に繋がるレースだが、今の花京院に精神的同様は無い。二車入れぬトンネルに無理やり体をねじ込み、レースは続く。
トンネルを先んじたのはテレンスだった。だが花京院はこの展開を読んでいた。スピンでテレンスをコース外へ弾き、勝負は決する。吹き飛ばされたテレンスはショートカットをしたのだ。テレンスはこの展開をんでいた。花京院、敗北。
次は承太郎の手番だ。題材はテレンスの最も得意とする野球ゲームだった。しかし承太郎、ゲームの指定を自分でしておきながら操作がおぼつかない。そう、完全初見プレイである。魂を賭けたゲーム対決、第 2 ラウンドの開幕だ。