野球ゲームどころか TV ゲームそのものをやったことがない承太郎。テレンスにも見抜かれ、良いようにストライクを取られ続けていく。既に勝負は決したと思った矢先、「おぼえた」という一言とともに承太郎はホームランをぶちかます。
順調に得点する承太郎。だがテレンスの不敵な態度は崩れない。ダービー兄すら自分には勝てなかったと嘯くテレンスは、あっさり承太郎を打ち取る。そしてバッティングにおいても予告通りのホームラン。テレンスは「心を読んでいる」。
テレンスは相手の魂に YES / NO を問いかけることができる。嗤うテレンスを他所に、しかし承太郎の投球は魂の宣言を外れた。幾度も問いかけ、しかし悉く外れる様にテレンスは混乱する。何かイカサマをしている。見破れるか、テレンス。
「魂の解答」を悉く裏切る承太郎のイカサマを見破れないテレンスは、遂に花京院の魂を手放す。ふと視界に映ったのは「ハーミット・パープル」でゲームを操作するジョセフの姿。下らない手にかかった者の末路は、オラオラだった。
テレンスは負けた。忠誠と覚悟が足りぬが故と言ってのける DIO の目の前で、ヴァニラ・アイスという男は自らの首を刎ね、その両方を証明してみせる。直後 DIO の血で蘇った彼は「世界から姿を消し」、ジョースター討伐へ乗り出す。
館へ侵入するポルナレフたちは早速一人の男を討つ。館を迷路へと変えるスタンド使いだった。探索は続き、ふとアヴドゥルは異常を感知した。何かいる。仲間たちを危機一髪逃したアヴドゥルは、しかし体の一部を残して消えた。
暗黒空間に通じる口腔を持ち、自身もその中に消えることができる。ヴァニラ・アイスの能力に飲み込まれ、アヴドゥルは死んだ。気配も無く突如現れては空間を削っていくスタンド相手にポルナレフたちは逃げることしかできない。
普通の人間にスタンドは認識できないし対応できないという優位性を、同じスタンド使いに対して押し付けることができるスタンド「クリーム」。欲しいスタンドで結構上位に来ます。飛べるし。
ポルナレフたちは敵の出現を待ち構える。しかし足元から現れた敵スタンドは容赦なくポルナレフの足を深く傷つけた。これでもう逃げられない。そんなヴァニラ・アイスの下へ DIO が現れる。それはイギーが砂で作った偽物だった。
作戦は見抜かれていた。激高するヴァニラは執拗にイギーをいたぶる。攻撃をしかけるポルナレフだが、作戦はあった。部屋に砂を充満させれば、消失する敵スタンドの軌跡が読める。そして剣先がヴァニラ・アイスの口腔を貫いた。
口腔に剣を突きこまれても構わず攻撃してくるヴァニラ・アイス。執念である。堪らず距離を取るポルナレフの傷は深く、最早歩くこともままならない。動けないポルナレフを確実に飲み込むため、全てを破壊しながら暗黒空間が迫る。