寝不足が解消された億康は上機嫌だ。次に運ばれてきたのはモッツァレラチーズとトマトのサラダ。慣れない料理に戸惑う億康だが、大絶賛。そして遅れて来る体の変調。肩から大量の垢。そして肩こりの解消。やはりこの店はおかしい。
この異常なレストランを仗助は疑い始めていた。だというのに億康はスパゲティを食うのだ。そしてそれは起きた。億康の虫歯が抜け生え変わったのだ。仗助は能力で料理を材料まで戻す。そして、やはりそこにはスタンドが宿っていた。
厨房へ侵入した仗助が見たのは、トニオの料理を食べた犬の腹が破ける様だった。視線に気づき、鬼の形相でトニオは叫んだ。「手を洗え!」 …トニオは純粋に料理で客を癒したいだけだったのだ。億康も犬も不調が治り幸せになった。
夜! ゲームをして過ごす仗助の元へ「チリ・ペッパー」が出現した。成長した自身の腕試しの相手に仗助を選んだという。痛み分けに終わったものの間違いなく敵は成長していた。一方、承太郎の元へ報せが。ジョセフが来訪する。
承太郎により集められた仗助・億康・康一はチリ・ペッパーの居場所を突き止められるスタンド使いについて聞かされる。だが敵もまたそれを聞いていた。バイクのバッテリーに潜んでいたのだ。逃がすまいと億康が立ち塞がる。
圧倒的にスピードで劣るザ・ハンドだが、その削り取る能力と意外な機転でチリ・ペッパーを下した。決着とみて承太郎を待つ億康。しかしチリ・ペッパーは囁く。今とどめを刺さなければ俺は承太郎を狙うかもしれない、と。
チリ・ペッパーを倒すか承太郎を待つか。前者を選択させられた億康だが、やはり罠だった。削った地面から露出した電線が敵に力を与え、チリ・ペッパーは無事に逃亡する。一方その時、ジョセフが杜王町に到着しようとしていた。
海。承太郎は億康と共にジョセフの乗る船へ。仗助と康一は港に残り、恐らくこの場に潜むチリ・ペッパー本体を探す。二手に分かれた後、敵本体は姿を現した。作戦を読まれた焦り、そして仗助たちを倒せるという自信の表れだ。
開戦、チリ・ペッパーは仗助を翻弄する。敵は地下電線を伝い光速で動くのだ。嬲られる仗助だが、同時にアスファルトを原料の油にまで戻して一面に広げていた。油膜は電流に反応する。康一の助けもあり敵に拳がヒットした。
時間が無い。チリ・ペッパーは街中の電力を動員し全開で仗助を攻撃する。だが仗助はどさくさで攻撃したゴムタイヤを使い敵を絶縁の檻に閉じ込める。力づくで脱出するチリ・ペッパーはタイヤの空気で吹き飛び、海に散った。