ACID BAKERY

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321-330 話

第 321 話「漫画家のうちへ遊びに行こう - 7」

仗助は「原稿」を見た。だが剛腕は止まらず、露伴へと突き刺さる。怒る仗助の目に原稿など映っていなかったのだ。その髪型は憧れが形となったもの。けなす奴は許さない。殴られた露伴は甚く感動し、そしてもう一度ぶっ飛ばされた。

第 322 話「『狩り(ハンティング)』に行こう! - 1」

「狩りに行く」と承太郎は仗助に言った。音石明がスタンド使いにした鼠が街のどこかにいる。追った先にあったものは、攻撃されて肉塊と化した鼠たちの死体だった。捕獲を目的とした狩りが、捕殺へと切り替わった瞬間だ。

第 323 話「『狩り(ハンティング)』に行こう! - 2」

追跡の先には一軒の家があった。住人の気配はなく、しかし外出の形跡もない。最悪を想定し、ベアリング弾を携え二人は侵入する。そして仗助は遭遇した。食事中の鼠が一匹。食べているのは生きながら溶かされた住人だった。

第 324 話「『狩り(ハンティング)』に行こう! - 3」

銃撃が鼠のスタンド能力。狙撃対決を制したのは仗助だった。だが遅れてやってきた承太郎が驚愕の事実を告げる。「もう一匹いる」…追跡続行だ。広大な土地。絶望的に思えたが承太郎は持ち前の知識で逃走経路を辿っていく。

第 325 話「『狩り(ハンティング)』に行こう! - 4」

もう一匹の鼠を追う…が、足跡が途中で消える。狩られているのは自分達の方なのでは? そう気づいた矢先、仕掛けた罠を返され驚嘆の声を上げた仗助をスタンド攻撃が襲う。万事休す。承太郎がいなければ。狙撃合戦大二幕。

第 326 話「『狩り(ハンティング)』に行こう! - 5」

承太郎が行く。鼠に撃たせ場所を特定する為に。しかし幾ら時止めと言えど躱すのが精いっぱいであり、あろうことか敵は鼠らしからぬ知能で承太郎へ攻撃を当てた。だが仗助もまた狙いをつけていた。鼠を穿つ。狩りの完了だ。

第 327 話「岸部露伴の冒険 - 1」

岸部露伴は地図に載っていない道を見つけた。半ば無理に康一を連れていく先には、やはり存在しない住所がある。そしてあろうことか道をどう曲がっても元の場所に戻ってしまう。脱出できない不思議を、露伴はスタンド能力ではないかと推測する。

第 328 話「岸部露伴の冒険 - 2」

スタンド攻撃を疑う二人の前に現れた少女、杉本鈴美。道案内を買って出る彼女は、道中「殺人事件」の話を切り出す。殺された犬と少女の話。キツイ冗談だと笑う康一たちの前に、喉を裂かれた犬が一匹。そして殺された少女、杉本鈴美が一人。

第 329 話「岸部露伴の冒険 - 3」

幽霊が現れた事実に慄く露伴たち。だが鈴美には敵愾心はなかった。ただ伝えたいことがある。自分を殺した人間が杜王町に潜んでいる事実について。比類なき行方不明者数を抱えるこの町の尊厳を守るのは、今生きている露伴たちしかいないのだ。

第 330 話「岸部露伴の冒険 - 4」

話は終わり。後は出るだけ。だがここは決して振り返ってはならない道だった。出口へ歩を進める康一たちを振り向かせようとする「何か」。康一は騙されて振り返り、あの世へ連れていかれてしまう…露伴がいなければ、脱出は果たせなかったろう。

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