ACID BAKERY

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341-350 話

第 341 話「吉良吉影は静かに暮らしたい - 3」

必死に身を隠し、工夫の末、何とか吉良は「袋」を回収した。自分は常に強運に守られている。そう思いを馳せた矢先、重ちーに発見される。「ハーヴェスト」は既に補足していた。吉良は驚愕する。自分と同じような「能力」の存在に。

第 342 話「吉良吉影は静かに暮らしたい - 4」

「キラークイーン」。吉良のスタンド。だがハーヴェストは敵に群がり瞬く間に制圧し、そしてその手にあった物体を奪う。それは100円硬貨だ。キラークイーンの能力は触れた物を爆弾に変えること。重ちーは奪った硬貨で吹き飛んだ。

第 343 話「吉良吉影は静かに暮らしたい - 5」

隙を突き重ちーは吉良の目を逃れた。仗助ならば傷を癒せる。吉良という殺人鬼の存在を許してはならない。息も絶え絶えに仗助の教室に辿り着き、しかしそのドアノブは既に爆弾に変えられていた。そして何もかも吹き飛んで消えた。

第 344 話「杜王町の人々」

苦しみ立ち上る重ちーの魂から彼の死を知る。重ちーとハーヴェストを倒したのなら、町に潜む殺人鬼はスタンド使いだ。これで承太郎が動く。杜王町の仲間たちが動く。だが追われる殺人鬼「吉良」は素知らぬ顔で町を歩く。そして今日も犠牲者が出る。

第 345 話「山岸由花子はシンデレラに憧れる - 1」

行き場の無い康一への想いに悩む由花子は「シンデレラ」なるエステを訪れた。そこは「幸福の顔」を作る場所だという。物は試し。不思議な店主に誘われるがまま由花子は「メイク」を受け入れる。それはスタンドが作る「顔」。

第 346 話「山岸由花子はシンデレラに憧れる - 2」

人相が変わり運命も変わる。本当だろうか。疑う由花子だが、偶然康一と出会う。そしてカフェで話し合い、パフェを食べ、そして手と手が重なる。何たる幸運か。だがメイクの効果は 30 分。人相は戻り、康一も離れてしまう。

第 347 話「山岸由花子はシンデレラに憧れる - 3」

30 分の幸運など我慢ならない。永遠の魔法を要求した由花子は、それがスタンド能力だと理解しつつ全て受け入れた。運命の対価は金。条件は 30 分ごとに口紅を塗ること。そして無敵の愛を手に入れた由花子に康一は惹かれていく。

第 348 話「山岸由花子はシンデレラに憧れる - 4」

由花子に惹かれる康一は、しかし過去の因縁より理性がそれを拒否する。周囲には邪魔者が増えていく。怒る由花子だが、「シンデレラ」は絶対である。やがて運勢は傾き、遂に由花子と康一は唇を重ねた。約束の 30 分は過ぎていた。

第 349 話「山岸由花子はシンデレラに憧れる - 5」

キス以来、由花子は康一と会っていない。彼女は運勢と共に顔を失った。シンデレラを襲撃するがどうあっても顔は戻らない。口紅を塗り損ねた代償は重いのだ。だがそこへ康一が現れる。顔を失った彼女を見抜き追ってきたのだ。

第 350 話「山岸由花子はシンデレラに憧れる - 6」

無数の顔が並ぶ。自分の顔を選ぶのだ。由花子は、だが選ばない。康一に委ねると。康一も失敗すれば目を潰してでも彼女と共にいる事を選ぶ。そして失敗する。だが由花子の顔は戻った。康一に免じ魔法使いはルールを曲げたのだ。

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