康一は承太郎の付き添いで靴屋へと立ち寄る。服の仕立てもしているこの店ならば、重ちーが遺した「犯人のボタン」の手がかりがあるかもしれない。だが手がかりも何も、犯人はこの店を利用していた。そして店主が死ぬ。吉良の攻撃だった。
逃げようとする犯人、だが承太郎は追おうとしない。既に犯人像が見えてきたし、犯人は追わせようとしている。罠だ。慎重すぎると訝しがる康一をシアーハートアタックが襲う。寸での所、承太郎がラッシュを叩き込み、しかし破壊できない。
スタープラチナでも破壊できない敵の頑強さに、犯人は近くにいるはずと康一は推理する。だがエコーズで探った結果、犯人は既に逃げ去ろうとしていた。これは自動追尾スタンド。本体の距離は関係ない。無防備な康一へ再び魔の手が迫る。
より高温へ向かうシアーハートアタックの性質を利用し康一を救う承太郎だが、自らが爆発に巻き込まれてしまう。重症の承太郎を抱え逃げる康一だが高温を起こす手段が無い。しかし逆境が康一を触発する。「エコーズ」が戻ってきた。
吉良が信頼するシアーハートアタックは、しかしエコーズの熱文字により封じられていた。仗助に場所を伝えるものの、遅れて温度を上げた電気コンロに敵は反応、封印も解除された。絶体絶命に呼応するようにエコーズが更なる成長を遂げる。
「重く」する。それがエコーズ ACT3 の能力だ。動けなくなったシアーハートアタックの影響が伝わり、離れた場所にいる吉良の左手も「重く」なった。何かされていると知り、吉良は現場へ戻る決意をする。仗助と億康も走る。役者が集う。
左手を持て余しつつ吉良は現場へ向かう。恥をかく事を何よりも嫌う男が人前で体を引きずりながら、平穏を何より望む男がチンピラにからまれながら目的地へと向かう。ただ人を殺さずにいられないだけなのに。そして吉良と康一は対面した。
シアーハートアタックはキラークイーンから分離した機能で同時に攻撃可能。二つの脅威に対処できず康一は敗北した。だが康一は不敵に笑う。隙を突き吉良の名を知った康一は敵の詰めの甘さを嗤ったのだ。逆上した吉良は康一の腹を破った。
腹を貫かれスタンドも失せた康一。吉良は吹っ飛ばして終わらせようとするが、承太郎が意識を取り戻した。弱り切る承太郎だが、それでもキラークイーンを圧倒する。吉良を倒し再び倒れる承太郎。そこへようやく仗助たちが駆け付けた。
目覚めた吉良は駆け付けた仗助に「治してくれ」と縋りついてしまう。焦っていた為のミスだ。追い詰められた吉良は左手を切り落として逃亡する。制限の消えたシアーハートアタックは、しかしクレイジー D の能力で本体の元へ戻ろうとする。