ACID BAKERY

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411-420 話

第 411 話「チープ・トリック - 3」

「背中のもの」は今や露伴のスタンドであり、「ヘブンズ・ドアー」も自分に跳ね返ってしまう。助けを求めて康一君を呼ぶが、背中を見せる訳にもいかない。すると日頃の行いのせいか信用されずに帰られてしまう。これほどの屈辱は初めてだ。

第 412 話「チープ・トリック - 4」

家にいれば人を呼ばれ背中を見られる危険性がある。意を決し露伴は承太郎に助けを求める事にした。身を隠しながら移動するが、交差点は? 正解は「他人に背で自分の背を隠す」だ。加えて「ヘブンズ・ドアー」の力。問題なくホテルへ行ける。

第 413 話「チープ・トリック - 5」

難所は越えたが、気づけば多くの犬猫が集っていた。「チープ・トリック」が呼び寄せたのだ。動物たちに背中を見られる瞬間、だが戻ってきた康一の力が追い払う。「重く」する力で敵スタンドを取り除こうとするが、露伴の背中も裂けていく。

第 414 話「チープ・トリック - 6」

憑依は能力。故に誰も切除できない。それを聞いた露伴は遂に康一に背中を見せる。勝利を喜ぶ敵だがそこは「振り返ってはならない場所」。振り返ったそのスタンドだけがどこかへ消えた。危機は去りそして偶然写真の「川尻」姓に注目が集まる。

第 415 話「アナザーワン バイツァ・ダスト - 1」

吉良は絶望していた。自分を脅迫する早人を衝動的に始末してしまったからだ。露伴達が「川尻」に注目した今、余りにもまずい。吉良の深い絶望は、しかし――。翌日、早人は生存していた。「キラー・クイーン」の新たな能力……?

第 416 話「アナザーワン バイツァ・ダスト - 2」

吉良は異常に機嫌が良かった。早人に本名すら明かし、自分は無敵になったのだと。そんな早人の元へ露伴が現れた。写真を手掛かりとして来たのだ。早人を「本」にして読む露伴だが、そこにはなぜか「未来」が記されていた。

第 417 話「アナザーワン バイツァ・ダスト - 3」

早人を「読む」露伴は遂に吉良に辿り着く。そしてもう一文、自分の死も。それは「キラー・クイーン」第三の爆弾。早人から真相に辿り着いたものは爆破される。露伴は死に早人は目覚めた。そこは一度体験した「同じ朝」だった。

第 418 話「アナザーワン バイツァ・ダスト - 4」

吉良自身には起こった出来事と「繰り返し」の自覚はない。彼の平穏は自動的に保たれる。早人は露伴を死なせない為に動くが、出会わぬままに彼は「本」になった。これが「バイツァ・ダスト」。一度起きたことは絶対に起こる

第 419 話「アナザーワン バイツァ・ダスト - 5」

無慈悲にも露伴は吹き飛んだ。早人が何らかの手段で人に伝えても、或いは彼から吉良を辿ろうとしただけで能力は発動する。絶望する早人の元へ、何と承太郎、康一、仗助、億康が集まった。早人に会いに来た。吉良を調べる為に。

第 420 話「アナザーワン バイツァ・ダスト - 6」

早人は自殺を決意しカッターの刃を突き立てたはずだった。だが「バイツァ・ダスト」は早人を守る。そしてその様を見た四人は死に、早人は目覚めた。「同じ朝」だ。一つ「武器」に思い当たる。それは屋根裏部屋で眠っている。

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