康一は「エコーズ」で敵を「重く」しジョルノから手を引き剥がそうとする。しかしその握力は常軌を逸していた。だが影を作る木が急速に枯れ始める。「ゴールド・E」が生命を与えた結果だ。「重さ」で固定された敵は、そのまま日光に溶けた。
敵スタンドは自動操縦。ポルポは何も気づいていない。だから翌日ジョルノは晴れて組織への入団を認められた。あの時康一は知った。おじいさんの犠牲に心を痛めるジョルノの正義の血統を。そしてポルポは獄中で自殺させられた。怒りに触れたのだ。
ジョルノはブチャラティのチームに加わる事になった。一癖も二癖もある面々。ジョルノをまず出迎えたのはティーカップに注がれたアバッキオの小便だった。ジョルノはこれを飲まず歯に吸い取らせる事で乗り切る。よく分からんがブチャラティは納得した。
噂がある。「ポルポの隠し財産」だ。だから狙う者もいるし、実際にブチャラティたちはそれを回収しようとしていた。ブチャラティは宣言する。組織に金を収め幹部になると。瞬間、ナランチャが消えた。ここは海。船の上。ナランチャが消えた。
次にミスタとフーゴが消えた。「組織」の誰かが金の場所を知る為に攻撃してきたのだ。ジョルノの探知でも皆見つからない。可能性のあるアバッキオもジョルノへの不信から能力を見せない。故にジョルノは後を託し自ら敵の能力を喰らう。
そしてジョルノも消えた。船のどこにもいない。故にアバッキオが「ムーディ・ブルース」を発動する。ビジョンは「五分前」のナランチャの姿と行動を模した。そして事実をなぞりナランチャは襲われる。まるで空気が抜けたように萎み…。
ものを「ペラペラ」にする。それが敵の能力。ならば後はナランチャの像を使って追跡するのみ。しかしいるはずのパイプの中にいない。謎はまだ残っている。それが分かりかけてきたというアバッキオは、引き換えに敵の攻撃を喰らう。
そしてブチャラティ一人になった。仲間を人質に金の在処を要求する敵だが、アバッキオのヒントで謎は既に解かれていた。能力で薄くした船に船を被せ外側の方に隠れていたのだ。船は「2 隻」あった。種が割れれば敵に非ず。撃破だ。
倒したズッケェロの行動を「リプレイ」した所、どうやら彼は金がカプリ島にある事を仲間に連絡していた。ジョルノの能力で島へ行き敵を始末する。同行を希望したのはミスタだった。彼もまたスタンド使い。その拳銃には小人が潜む。。
ジョルノとミスタの作戦はズッケェロの名を使い無線のある小屋に敵をおびき出すこと。だが男は現れず小屋の前に潜むミスタが焦れ始める。その時、ジョルノの無線に反応があった。既に男は小屋の中にいたのだ。そしてミスタに気づく。