他の生物すら攻撃する様から、ナランチャが二酸化炭素を追跡している事を特定する。ネズミの群れに紛れる敵だが、人を乗せたネズミの呼吸は大きくなっており…。一斉掃射の後しかし敵は生きていた。ナランチャが「縮み切った」のだ。
短い距離を気が遠くなる思いで逃げるナランチャだが、捕まるのは一瞬だった。殺せと言うナランチャに、敵は事の重大さを告げる。ボスを倒せば莫大な利益が手に入る。スタンド使いであろう「娘」はその糸口になる。拷問が始まる。
縮んだナランチャと蜘蛛のデスマッチ。奮闘空しくナランチャは捕まりあろう事か持っていた地図を奪われてしまう。だがこうなる前にナランチャは車を撃っていた。遅れて起こる爆発。敵は炎に包まれ、ナランチャは元のサイズに戻った。
敵は自らの血で体の炎を消し、縮んで逃げる。皮肉にも炎のせいで二酸化炭素が充満し追尾できない。ならばとむしろ辺り一面を攻撃し炎を大きくした。堪らず現れる敵との一騎打ちはナランチャが制する。だが唯の買い物でこれほどの…。
敵から逃れる為のボスの指令は「鍵」だった。安全な「乗り物」の鍵。ジョルノ、フーゴ、アバッキオは指定されたポンペイへ向かった。早速フーゴが追手に気づく。だがフーゴにしか見えない男は鏡の中にしかいないのだ。
未知のスタンドが一行を襲い、残ったのはフーゴ一人。消えた二人の行方を尋ねるフーゴは直後理解する。「鏡の中」へ引きずり込まれたのは自分だった。ここへ来た目的を尋ねる男に対しついにフーゴの能力が発現する。
フーゴの「パープル・ヘイズ」は、だが鏡の外に発現していた。ここは敵が許可したものしか入れない。生物は当然として、スタンドも例外ではない。その時カラスが一匹現れた。崩れた「死体」として。鏡の外で何が…。
本体無き「パープル・ヘイズ」は制御を失いウイルスをばら撒いていた。獰猛な能力だが鏡の中までは届かない。残るべきだと言うジョルノを放って「鍵」の回収へ向かうアバッキオだったが、鏡の中で敵が笑っていた。
アバッキオが「鏡の中」に引きずり込まれた…と見せかけ、それは本人ではなくアバッキオの姿に化けた「ムーディ・ブルース」だった。一撃見舞うが、敵はアバッキオとスタンドを半分ずつ鏡に引きずり込み動きを縛る。
アバッキオは自らの腕を切断し、鍵を持たせジョルノへ搬送する。犠牲は出るが任務は達成される。だがジョルノは逃げず遂には鏡に引きずり込まれた。…自分に感染させたウイルスごと。鍵は手に入れ、犠牲も出さない。