「鏡の中」にウイルスが持ち込まれたことで敵もすぐに感染した。そして敵はすぐさま「鏡の外」へと逃げ出す。ただしウイルスは「許可」しない。逃げた先、だがフーゴの「パープル・ヘイズ」が待ち受ける。
「鏡の外」へ逃げる敵は「パープル・ヘイズ」に捕捉されあえなく死亡。勝利はしたがウイルスがジョルノを殺すだろう。だがウイルスの蔓延する場所で生み出した生物は免疫を持つ。ジョルノはワクチンを作り生還した。
「鍵」は手に入れた。次の指示通り駅に向かった。しかし追手もすぐそこまで迫ってきていた。ブチャラティ、焦る。鍵の使い道が分からないのだ。すると何という事か、近くを歩く亀の甲羅にはまったのだ。亀はスタンド使いであった。
敵は実際すぐそこまで迫り、列車の中でブチャラティと遭遇するはずだった。…いない。敵は二人、能力を使っても見つけられない。だがブチャラティ達は列車の中にいた。列車の中の、亀の中に。亀の内部は丸ごと部屋になっていたのだ。
亀の中、一行は悠々と次の駅への到着を待っていた。だがナランチャの様子がおかしい。耳が遠く、肩も腰も痛み、歯が抜け落ち…年をとっている。ジョルノ達も同様だ。車内の赤子でさえも。敵は列車まるごと、乗客全員を巻き込むつもりだった。
老いきる前に敵を倒す。重要なのは 2 つ。体温が低ければ症状は軽く、体を冷やす氷は残り少ない。ミスタは氷を持ち、今度こそ亀を出た。そしてふと冷房のスイッチを入れようとして、「針」がミスタに食い込んだ。罠だったのだ。敵は二人いる。
ペッシは「釣り竿」でミスタを捕えた。糸の切断を試みたようだが切れず、衝撃はミスタ自身を傷つける。針がミスタに致命傷を負わせる寸前、再度の発砲。その対象はペッシではなく、彼が持つ「氷」だった。青ざめるペッシを、ピストルズは見た。
ミスタがペッシを追い詰めた。引金を引こうとするミスタは、だが老化した男に腕を掴まれる。敵だった。老いに紛れたのだ。急激に老いを進行させられ倒れるミスタ。敵、プロシュートは間髪入れずミスタの頭部を撃った。「娘」は運転室にいる。
プロシュート達はついに亀を見つけてしまう。「能力」を直にぶち込めば「娘」以外は死ぬだろう。だが二人は知らない。ミスタに微かに息があり「ピストルズ」を使いに出した事。そして危機を知ったブチャラティが既に亀を脱し、背後に迫ることを。
プロシュートは奇襲に気づき応戦する。近距離戦はブチャラティが強く、速い。だが動けば体が温まり老化も進む。弱体化するブチャラティだが「方法」はあった。大きく設置したジッパーが開き、ブチャラティは自身とプロシュートを車外へ放り出す。