ACID BAKERY

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491-500 話

第 491 話「偉大なる死 - 7」

プロシュートをペッシのスタンドが拾った。その足にしがみつくブチャラティだが、蹴落とされるのも間近だ。その時「スティッキィ・フィンガーズ」の拳が釣り糸を叩く。力は釣られた者へ返る。糸から手が離れたプロシュートは地面へ墜落した。

第 492 話「偉大なる死 - 8」

周囲で老化が解除されていく様を見てペッシは事を察した。打ちひしがれるが、しかしすぐに老化が再開される。プロシュートはまだ生きていた。時間の問題だが、それまで能力は解除しない。それを理解した時、ペッシは表情は凄みを帯びていた。

第 493 話「偉大なる死 - 9」

今や人が変わったペッシの「釣り糸」に翻弄されるブチャラティ。何とか車内へ復帰するが、「針」は今や心臓を破ろうとしていた。覚悟を決める。力は釣られた者へ返る。その性質を利用し、ブチャラティは自分の身体をバラバラにし「糸」より逃れた。

第 494 話「偉大なる死 - 10」

消えたブチャラティの反応をプロシュートの危機と読み違えたペッシは探知を止める。そして列車を急停止させ、その反動がブチャラティの身体を復元した。死ぬ所だった。覚悟が勝利を呼んだのだ。そして車外、遂にブチャラティとペッシは相対する。

第 495 話「偉大なる死 - 11」

敵は射程内。しかし敵の「釣り竿」はブチャラティですら躱しきれないほど速く正確だった。ならば真っすぐ。ブチャラティも「釣り竿」も互いを直線距離で仕留めようと奔り、そしてブチャラティが勝った。だが敵の手には亀が。ただでは死ぬものか。

第 496 話「偉大なる死 - 12」

ペッシがジョルノたちを始末するより速く「ステッキィ・フィンガーズ」の拳は届いた。分解されるペッシ、事切れるプロシュート。決着だ。だが一行の居場所は敵に知れた事だろう。問題はもう一つ。トリッシュがスタンド能力に目覚めつつあった。

第 497 話「ベイビィ・フェイス - 1」

女性が苛ついていた。乗った電車が動かないのだ。ふと、見知らぬ男が部屋にいた。常軌を逸した男の言動や行動に助けを求めようとした時、背後で男が「スタンド」を発現する。…受胎。採取したブチャラティのDNAを使用。出産まで後…。

第 498 話「ベイビィ・フェイス - 2」

出産完了。「ベイビィ・フェイス」の息子は母の人格を反映し凶悪に育っていく。本体のメローネは丁寧に育成しようとするが制御できず失敗。そしてそれは母を喰い殺しブチャラティの追跡を始めた。無敵の遠隔型スタンドの猛追が始まる。

第 499 話「ベイビィ・フェイス - 3」

ミスタ達が移動手段を確保していた頃、ジョルノは不審な気配を察知する。そして亀の中ではトリッシュが攻撃されていた。防ごうとするブチャラティもまた。娘を確保した「ベイビィ・フェイス」は、後は逃げるだけ。外のジョルノは始末する。

第 500 話「ベイビィ・フェイス - 4」

ジョルノはいつの間にか無人となった亀を調べ、攻撃を受けた。喉や頭。致命傷と言える。だが亀から「鍵」を外した事で内部の者達は外へ現われる。敵は家具に擬態していたのだ。「人をバラバラにして組み替える」。能力は判明した。だが…。

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