サザエさん VS. キュアピース ジャンケン勝負
はじめに
「『サザエさん』と『キュアピース』……一体ッ！ どっちが強いのッ!?」
キュアピースとは、 2012 年 2 月 5 日から始まった『スマイルプリキュア！』というアニメに登場する「伝説の戦士」の 1 人である。彼女にはある特色があった。変身時のバンクで毎週ジャンケンをするのだ。「毎週」「ジャンケン」。そう、キュアピースはサザエさんに喧嘩を売っているのだ。
ここでは、これから 1 年という期間行われる、近代初の「専業主婦 VS. プリキュア」のジャンケン勝負を記録していく。サザエさんが年季の違いを見せるのか、キュアピースが若さで勝るのか。今、世紀の対決が始まる。
ルール
毎週両者の出した手を比較して勝敗を決定する。試合期間は 1 年。『サザエさん』は未来永劫続いていくだろうが、『スマイルプリキュア！』は 1 年（4 クール）作品なので、必然的に『スマイルプリキュア！』の最終回時点において勝ち星の多い方を勝者とする。しかし何らかの事情、例えばどちらかが休止した場合や、キュアピースが変身しなかった週は無効試合とし、戦績には加算しないものとする。プリキュアの劇場版における変身も同様にカウントしない。さらに両作品とも劇中においてジャンケンに相当する行為を行った場合なども同様に扱う。また、ストーリーの展開上キュアピースが複数回変身するケースが想定できるが、その場合は最初に出した手のみをカウントする。あくまでも『サザエさん』は予告終了時のジャンケン、『プリキュア』は最初に行った変身時のみカウントする。
尚、試合の運び方によっては期間半ばで勝者が確定してしまうこともあり得るが、それでも記録自体は最後まで続けていきたい。
選手紹介
フグ田サザエ - 「サザエでございます」
- あわび女子学園卒
- 説明不要の大女傑。国民的アニメ『サザエさん』の主人公。知名度において彼女に追随できるのは、未来の世界の猫型ロボットくらいのものだが、「この間の『ドラエもん』観た？」とは口に出しても「この間の『サザエ』観た？」とは言われない。喧嘩最強で鳴らした町の不良は愚か、指定暴力団の幹部だろうとも、彼女を「サザエさん」と呼称せずにはいられない。知名度はもとより、「敬意の表れ」において、やはりフグ田サザエ氏を上回る者はいないのである。『ちびまる子ちゃん』も所詮はちゃん付け止まりだ。
- 現時点で過去 21 年間、優に 1000 回以上の放送でジャンケンを行ってきた歴戦の勇士だ。
- 財布も持たずに買い物へ出掛けるほど大胆不敵な一面を持つが、果たして今後の勝負にどう影響してくるのだろうか。
- 彼女は自らの手を出した後に高らかに笑う。その笑みは余裕から出るものか、はたまた……。
キュアピース / 黄瀬やよい - 「ピカピカぴかりんじゃんけんポン♪」
- 七色ヶ丘中学校 2 年 2 組在籍
- （多分）子供向けのアニメ『スマイルプリキュア！』に登場する、プリキュアの 1 人。黄色く、あざとい人気者だが、このページを制作している時点ではまだ変身していない。現時点において、なぜ変身時にジャンケンをするのかは不明。恐らく「平和」を意味する「ピース」からスタッフがジャンケンを連想したのだと思われるが、推測の域を出ない。
- 「たかだか長く放送しているだけのアニメ如き、玩具を売る片手間にひねり潰してあげますよ（笑）」と言わんばかりのキュアピースだが、経験的に大きく遅れを取っているのは事実だ。果たしてその差を埋めるだけのものを彼女は持っているのだろうか。
- キュアネームが「ピース」であり、しかも第 02 話の次回予告から初回の出し手が「チョキ」であることがほぼ確定してしまっている為、スタートが不利であることは否めないものの、それらの事前情報をデコイとして裏を掻いてくる可能性もゼロではない。見逃せない駆け引きである。
- 番組名に反して、彼女はその気弱さから泣き顔を衆目に晒し続ける。それをあざ笑うかのようなベテランの表情を曇らせることができるのか。
解説者
岸辺露伴 - 「ぼくの名は岸辺露伴、マンガ家だ。ジャンケンも、たまにする。」
Q「はじめまして。今回はなぜ解説者を？」
露「事情があって破産してしまってね。ジャンケン勝負には一家言ある事だし、何より妙にギャラがいいからこの仕事を引き受けたんだ。だけど勝負の期間が『1 年』だなんて聞いてなかったな……今からでも 1 ヶ月くらいにならない？」
Q「どちらが勝つと予想しますか？」
露「別にどっちでもいいんだが……いや、あのサザエさんとかいう女の『髪型』をみてると何だかむかっ腹が立ってくるぞ。永遠に『パー』しか出せないようにしてやろうか」
Q「あなたにとってジャンケンとは何ですか？」
露「その質問は、ほんと、みんなが知りたい質問？ うそ言うなよ」
Q「うそです」
露「うそなのかよ」
参考資料
対決の終わりに