「これは素晴らしい」
- 『プレデターズ』を友人と観に行きました。ハンゾー目当てで。ハンゾーって。ヤクザって。日本刀って。「日本三大なにか」が揃っておられる。
- 結論から申し上げると、「面白かったけど思っていたほどのブツではなかった」です。そもそもプレデターはエイリアンかメイトリクスとだけ戦っておけばいいと思っている程度の感覚で観に行ったので、プレデター映画としての期待は端から雀の涙程度しか持ち合わせてはいませんでした。或いはそれが間違いだったのかもしれません。いや、面白かったんですよ。しかし前情報から手前勝手に燃え上がらせた期待の残り火で楽しんだ感がどうしても否めないというか。
- 『プレデター』ファンの方には怒られるかもしれませんが、『プレデター』というのはプレデターの対戦相手に作品の面白さが詰まってると言っても過言ではない気がするのです。
- ちなみに『AVP』は一作目だけ鑑賞済みですが、主人公の女性がエイリアンの頭部を自分の腕に装着してプレデターと共闘するくだりには大変な感銘を受けた覚えがあります。
- 前述したように、サムライソードを手にした YAKUZA が如何様にしてプレデターと戦うのかが興味の殆どをしめていて、ハンゾーの一挙一動にワクワクしていました。ただ友人と共に過剰なまでに期待を寄せていたのは『外国人の想像するサムライ』でした。となればどうしても何十匹ものプレデターをぶった切りまくるハンゾービジョンが見えてしまったというか何というか。冷静に考えれば条件付きとは言え、プレデターをタイマンで倒している時点で十分クレイジーなんでしょうが。あとタイマンシーンにてハンゾーが上半身裸になるのですが、この時さらけ出された肉体の『いまいち鍛えられてない感じ』が何とも言えませんでした。逆に言えば筋肉至上主義な外国人の抱く SAMURAI 像というものが、「SAMURAI の強さは筋肉に依存しない」というものなのかもしれません。
- たとえるなら『イタリア料理を食べに行こう』を読んでから友達とサイゼリアに行って、フレッシュチーズとトマトのサラダを食べて「ゥンまああ〜いっ」と反応してはみたものの本心では「まっ、なかなかウマインじゃあねーのーっ。ウマイよ。ウマイマイ」って思ってしまっているっつーんですか〜〜〜〜〜〜。
- という話で締めるのも嫌なので、好きなシーン三つ挙げます。
- 無駄に終わった「黒人の高い感知能力」。
- プレデターのステルスすら見破ることが出来る神秘的能力がこれ以上無いくらい無駄に終わったところ。
- プレデター犬の首を一刀両断。
- 「これは素晴らしい」
- 船の中で日本刀を見つけた際のハンゾーの台詞。気に入りました。こういう、「何でもいいから日本語喋らせようぜ」という根性にグッとくるんです。正直 B 級映画は名言探しゲームをする楽しみが決して少なくない割合で含まれていると思われるのですが、この手の B 級 名言というのは汎用性が低すぎて使い道が限られるか、汎用性が高すぎて日常で使用すると元ネタを知っている人間の間でしか面白さが通じないというのが魅力の一つだと思っています。今のところ映画を見に行った友人の間で積極的に使っています。これは素晴らしい。ちなみにハンゾーの喋る日本語は確かこれだけ。タイマンシーンでの「イアアアアアアア!!」を日本語に含めるかどうかはどうでもいいです。
- おかしいな。フォローのつもりで好きなシーンを挙げたのに、逆に「良かった探ししてる時点で」な感じが醸し出されてしまった。
- 『インセプション』がどれほど面白かったかを語り尽くす自信が全くないので語りませんが、取り合えず『ふわふわ戦闘(バトル)』は必見です。
- 久しぶりにやる『MHP2G』は面白い。「なぜ面白いのか」という問いに対しては「久しぶりにやったから」と返すとして、「なぜ久しぶりにやったか」と言う問いに「MHP3 が待ちきれないから繋ぎのつもりで」と答えた上で「ではなぜ久しくやっていなかったのか」と問われると単純に「さすがに飽きたから」と答えざるを得ず、さらに最初の回答に付け加えることがあるとするなら「友達とやったから」であり、その上で聞かれてもいないことに答えるとするなら「誘われなければやらなかった」。
- もう少し続けるなら「もうやること無いの?」「幾らでもある。こなしてないクエスト、欲しい武器と称号。幾らでもある」「じゃあなんで!」「面倒だから」
- 『瞬間×ヒロイズム』は確かに『うろおぼえウロボロス』だった。なんでまた同じ雑誌で。しかし絵柄やヒロインはこっちの方が好みだ。
- 「答えに否定は認めない!」。尊重される著作権、ジャンプ至上主義の執着点看破しまくり!! 始めに言葉ありき。
- 今ふと思いましたが、近未来杯は同じ題材、同じプロットを与えた上でどれだけ異なるものが出力されるかを問うものであっても面白いかもしれません。