終わるレースとジョジョリオン
- SBR 最終巻が発売された。というわけで、キープしておいたウルトラジャンプを解禁することにする。
- 全身をかきむしるような誘惑に耐えて耐えて単行本を待っていて良かった。レースの模様を雑誌で追いかけてきていたとはいえ、やっぱり単行本でかっちり完結するのを見届けてから次の段階に進みたいからよォ――!
- しかし「段階」と言えば、 SBR の構造はやっぱり意図して練られたものだったのだろうか。ジョナサンが主人公で、ツェペリとの出会い、波紋の代替となる「回転」の習得、人間を超越した Dio、そして第三部のボスキャラである「『THE WORLD』を従えたディオ」をラスボスに据えて、そして次章では第四部の舞台である杜王町再び。しかも八は四の倍数だから、きっちりと段階を踏んで、丁度一巡してきたことになる。全部意図して配置したのだろうか。でも大統領はディアボロのような倒され方をしてる。こっちはトドメを刺して貰えたけど。っていうかボスって宇宙が一巡した今でもまだ死に続けてるの?
- それにしても、大統領を倒した後あたりのルーシーは随分ギャルっぽい顔をしてるなあと思っていたが、 最後の最後で「資格」という言葉を噛みしめる際の表情は、なんとまあ美しく描かれていることだろう。
- 「串刺しにしてやる。おまえは串刺しになるんだ……」はしばらく使う。
- 「『THE WORLD』離れろッ!! 時を止めるんだぁぁぁぁああ――――ッ!!!」も当面は使っていきたい。
- いやしかし、この「落とし物」の包みを開ける時の「ゴゴゴゴ感」は尋常じゃない。完全にチェックメイト(詰み)にはまっている。
- 『ディエゴ・ブランドーで完結ですッ』のくだりもそうだけど、荒木先生の演出力は本当に神懸かり的だ。
- 「2 * 2」のタマは伏線というよりはジャイロの歯に掘られた「GO! GO! ZEPPELI」程度に考えておこう。
- 「壁の目」の男から発せられた泡はなんだろ。「種馬」を意味する「スタリオン」が「スター」とかかっていたとして、あれで「星形のアザ」が感染する、とか。「ジョジョ」が増殖するから「ジョジョリオン」? ダ、ダービージョジョリオン……?
- というか、巻頭カラーでジョジョ、そしてその右隣に『地球防衛軍 PORTABLE』の広告だと。宝箱みたいなことになってるな。これで何かの間違いでジョジョの後に『けいおん!』の広告でも載ってたらゲロ吐いてた。
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