ぼくのかんがえた『涼宮ハルヒの驚愕』
- 読み終わりました。『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』を先に読もうかと思いましたが、まずはこちらから。
- あれだ。やっぱり予想なんてするもんじゃない。己の浅はかさみたいなものが浮き彫りになる。だけど想像という行為は楽しいのですよ。
- 作中の世界が分裂したのは、 α と β それぞれで SOS 団に崩壊の危機が訪れて、それでも困難を乗り越えた結果、二つの世界は一つに収束する、という結末に辿り着くためだと予想していた訳です。要するに、「如何なる過程や方法を経ようと、 SOS 団は不滅也」というものを見せたいのかなと。しかし、なるほど。この世界の神はハルヒだったということを忘れていたよ。
- 『消失』で提示されたテーマである「日常と非日常の選択」の、次の段階に進もうとしていたんだと思い込んでいたというのもある。即ち、「非日常と非日常の選択」だ。「自己の安寧か世界の安寧か」と言い換えてもいい。片や、ハルヒ達を選べば世界の崩壊へと繋がり、片や佐々木達を選べば、やや非日常としての刺激には欠けるものの、世界の安寧は保たれる。消失でキョンが選択した「非日常」の中身が、「ハルヒ達でなければならない理由」みたいなものを、今回は見せてくれるのかな、と。だってさ、わざと SOS 団と同じ属性を持ったメンツを揃えてきたからね、勝手に勘違いをしてしまったというかね。
- これでいずれは SOS 団が非日常グループとしての力を失って、それでも人生は超楽しい! という着地点がこのシリーズの終わりだと睨んだことがあるが、忘れてしまおう。
- とにかく当たらんなあ予想ってヤツは。当たった試しがない。どうしようもないな。
- まあそんなことはどうでも良くて、ハルヒはとにかく可愛いなと思いました。
- ちなみに、以前「次はハルヒで二次創作を書く」とか言った覚えがあるけど、これでお蔵入りということで一つ。いやね、なんとなく上記の予想が当たらないことは推測できていたから、それで一本書こうと思っていたのだけど、今となっては、ちょっと。
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