『SWITCH』 - 「荒木飛呂彦×千住明」
荒木飛呂彦は一夜にしてこの世のどのような「達×達」をも超えたのよ
- (作業机の上で手を広げて)「このスペースがあれば何もいらない」
- 『サキよみ ジャン BANG』でも同じ事を仰っていたので、これは言うと心に決めているのだろう
- 友達から貰った奇妙な刷毛を使っている。この刷毛は無造作においておくのではなく、騎乗させる。
- 青で書いたものは印刷に写らないので、下書きに最適。これは「伝統」。
- かつて出版社に連れてって貰ったイタリア。飛行機とか嫌いだし、本当は行きたくなかったが、そこで見たものに衝撃を受ける。例えばそれは写真ではなく、立体で見る彫刻。
- 「GUCCHI は本当に認めてくれてんのかぁ〜〜?」
- キャラクターのファッションはキャラクターの「心の一部」
個性的なキャラクターの秘密
- 「マンガには様々な魅力があるが、一番大切なのはキャラ作り。良いキャラクターが出てれば、ストーリーもいらないし、絵も下手で良い。
- 身上調査書再び。やはり『高校講座』で見たものと「項目」が違う。これが『ジャン BANG』と同様のものだとすると、やはり『高校講座』で用いられたのは学生用に修正したものなのかもしれない。
- 身上調査書を作ると、こいつと友達になったみたいに感じる
- 謎めいていてもいい(項目は埋めなくてもいい)が、実際「ここ」にいる感じがほしい。
- 千住明氏が色々な食事に通じている傍らで「からあげ」のような B 級なものを好むといったように、意外な一面が大切。そこにこそ人物の本質が現れる。
『ジョジョ』と音楽の意外な関係
- 自宅の地下にはおよそ一万枚の音楽 DISC。職場に行く前に選んでいく瞬間が楽しい。
- 日本語だと歌詞に引っ張られてしまう
- 『マーダー・ワズ・ザ・ケース』 / スヌープ・ドギー・ドッグ
- 第五部は不良系の主人公だから、ワルの雰囲気を取り入れるッ!!
- ほんとにワルい。聴いてて怖い。
- 『イッツ・フォー・ユー』 / バット・メセニー & ライル・メイズ
- 「抑揚」「雰囲気」「世界観」は音楽から学んだ
- どうやっても次を読ませたかった荒木飛呂彦は、リズム感を取り入れる方策に。
タブーを破る
- マンガを読んだら馬鹿になるという風潮。投稿しているとも言えなかった。
- 当時、一部と二部は人気が無かった。ファンレターはあったが、「ちやほや感」は全くなかった
- 「主人公は日本人」「主人公は死んではならない」というタブー。映画では当然のように行われている事が、なぜ漫画ではいけないのか。
- ハッピーエンドを踏襲しつつ、ちょっと殺したい
- 男は死んで良いものを残す
連載 26 年 描き続ける秘けつ
- 仕事は午前 11 時から午後 11 時まで。週 2 日は筆を置く。
- 生活の一部にするとマンガ描くのが辛くない。生活が豊かになる。
- 4 部描いてたのなんかついこの間
千手明氏に対する発言等
- 「自分は『ジョジョ』で好き勝手描いているが、千住先生は作りたいものと依頼された仕事が一致するとは限らない」
- (千住明が『宿命』の依頼を受けた話で)「マンガにも巨匠が描いたものをリメイクする仕事があるが、自分はちょっと描けない。嫌だ」
第一線を走り続けるために
- 「若い人が理解できないマンガ描いてきてビックリする事がある。それを読むのは勇気がいるが、生理的な嫌悪で拒否するのは駄目」
創り続ける原動力
- 少年時代にマンガを読んだ事で癒された。人生の希望や目標を貰っている。読者にもそれを味わって欲しい。
- 読者を意識するのもいいが、意識していない部分を楽しんで貰える喜びもある
撮影終了後
- 「なう?」
- たらこスパゲティを食わして貰っても構いませんねッ!!
- 千住明氏の「たらこスパゲティ」は 20 年の職人技。
- 「プチプチィッ!」
ステージの異なるお二人が、お互いの話の中から共鳴できる部分を見いだして話を紡いでいく姿は見ていてとても楽しかったです。それと収録も終わった所為か、たらこスパゲティのくだりでのお二人は大分リラックスした様子で、仲が良さそうでした。プチプチ。
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