『物語論』 - 「漫画を描くことは、ジャズの即興演奏みたいなもの」 荒木飛呂彦
- 自分にとって面白かった漫画や映画の共通点を分析する事で、娯楽作品全体での自分が求めている位置を確認できる。
- 自分のキャラクターは基本的に顔が同じなので、ファッションや「ジョジョ立ち」などで、個性・精神性が一目で分かるようにする。
- 「自分だけの絵」を手に入れる為に、イタリアの美術を取り入れた。
- 「売れる要素」を分析・分類するのではなく、あくまで「自分が面白いと感じた点」を研究する。
- 『ジョジョ』はジャズ演奏のような感覚で描いている。間違いも含めて、一度限りの録音ならではの味があるのではないか。
- 各部開始の時点である程度のストーリーは考えておく。ただし「揺るぎない軸」は決めても、細かいところまでは決めない。どうしてもコントロールできない部分は生まれてくるので、それも含めてジャズのようなもの。
- 仕事は午前 11 時から午後 11 時まで。仕事場に行く 2 時間前に起床。トレーニングをこなして仕事場へ。昼の休憩は 1 時間。食事は朝食と午後 6 時、以降はほとんど食べない。
- 漫画のアイデアに 1 日、下書きに 1 日、ペン入れに 3 日で週休 2 日。これは 20 年以上の習慣。
- 週刊連載では「1 話でひとつのアイデア(大きな山場)を読者に伝えるコツ」が鍛えられた。たくさん詰めても読者にはわからない。
- 最後のページではさらに人物や状況がパワーアップして「どうなるんだ?」と引っ張る
- 平和を描くとつまらなくなるのでは、と考える
- 戦いを否定してはならない。問題なのは、何とどのように戦うかで、恨みや悲しみを残さないような戦い方。
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