『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』
重要箇所を抜粋すると本書を一冊まるごと写経する事になるので、荒木先生が語る「この映画のこの部分を自分の作品に活かした」と言及なさっている箇所のみをピックアップしました。
- 『エイリアン』はキャスティングから細部の作りに至るまで第一級の出来。デビュー時期が重なるというのもあって、作品づくりの目標にしようと思ったほど。モンスターを作る理論的な姿勢や、エイリアンの生命力を自分なりに咀嚼した結果生まれたのが『バオー来訪者』。
- 『エクソシスト』を観てホラー映画に対する認識が変わった。ホラー映画作りの奥深さ、得体の知れなさに打ちのめされた。邪悪なものを描く事で、それに対抗する人間の心の美しさも同時に表現出来る。そういう意味でホラー映画という表現手段は優れている。
- 『ヘルレイザー』は登場人物の印象が強く、漫画のキャラクターをデザインする上でとても影響を受けた。
- 『ナインスゲート』に登場する、ジョニー・デップ演じる探偵。彼のキャラクターは岸辺炉半へと取り入れられている。
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