内容に関しては言う事無しですが、強いて個人的な好みを挙げるなら、アンドリューに突出した能力を宿らせる必要は無かったかなと思いました。往々にして恵まれない人間というのは何に関してもそうで、その「駄目さ加減」はきっと超能力に関しても正比例するんじゃあないですかね。その残酷なまでの現実が、彼を凶行に走らせる、という流れでも良かった気もします。まあ、『AKIRA』じゃなくなっちゃうんだけど。いやしかし、やっぱり『開発』や『試し』のシーンというのは鉄板で面白い。男が三人集まって超能力持ったら自分でもあんなテンションになるかもな、とニンマリでき申した。「犯人は黒人です！」のシーン最高。