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『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』 第 36 話「ホル・ホースとボインゴ その 1」

さあ『SC』最後のギャグ回の始まりである。……いや、先に控えてるテレンス回も……。ともかく「(皇帝)エンペラー」のホル・ホースと「トト神」のボインゴのリベンジだ。既に敗れた敵が復讐しにくるというのは、『ジョジョ』全編を通じても珍しい。こういった直接的な「再トライ」は最初で最後と言って良いだろう。貴重な映像なので刮目したい。さあ、「再トライ(天丼)」の始まりだァ――ッ!

ホル・ホースとボインゴがコンビを結成した。「拳銃」のスタンド使いと「予言」のスタンド使いである。かつては「変身」能力を相棒としていた訳だが、ここに「拳銃」という攻撃力を得たことでパワーアップ! ……したのだろうか。思うに「トト神」は強力無比なスタンドではあるが、多様性からはほど遠いスタンドだ。なぜなら漫画に描かれたことを忠実に実行しなければ予言は「絶対に」実現しないどころか、余計なことをすれば即失敗が確定、自身に災厄が跳ね返ってくるのである。相棒の能力が「拳銃」に限られたことで、選択の幅はむしろ狭まったと断言していいだろう。「トト神」はそれと組む相棒にこそ汎用性が求められるスタンドなのだ。サポート役でこそ輝く、と自身を評価するホル・ホースだが、「予言」に無い銃撃がまず成功しなくなってしまったという点において、「皇帝」の強みは半減してしまった感すらある。「予言」に攻撃力はいらないのだ。特殊 ED も携えて登場したホル・ホース オインゴ コンビの運命や如何に!? 負けます。

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