一週間が早いッ! そして二話目と言えば、恒例の主題歌お披露目だ。第四部の OP は、「THE DU」の『Crazy Noisy Bizarre Town』。「THE DU」は新たに結成されたユニットのようだが、「DU」とは恐らく「Diamond is Unbreakable」からであろう。……いや、いいんじゃあないかな! 正直凄く好きな OP だ。神風動画じゃないのは残念ではあるが、これまでの部とは異なる「日常アニメ感」を演出するためと考えると、妥当な采配だと思う。
内容は東方家へと忍び寄るアンジェロから決着までを描いている。相変わらず、原作で違和感のある部分を上手く修正して、アニメ用の分量に再構成することに長けている。仗助のスタンドの長所と短所、敵スタンドの性質までも見せ、その上で交差する戦術、最終的な勝利! ボリュームたっぷりでお腹いっぱいになれる話だった。たっぷり。
これだけでは何なので、強いての個人的「ジョジョ観」を述べさせて頂くなら、朋子の体に入り込んだ「アクア・ネックレス」を摘出するシーン。あそこの仗助はもっと平然としてくれていれば良かった。朋子の口元に敵スタンドが見えた瞬間にも仗助は落ち着き払い、汗一つかかずに瓶の中身を捨てる。この一連の流れが一コマで行われているのがクールなのだ。アニメでは多少焦りを感じさせる演出になってしまっていて、そこだけが残念ではある。逆に良かった点は、良平が口にした「ビビらせ勝負」のくだりだろう。日ごろのじいさまと孫のじゃれ合いを思わせる、あくまで四部は過去から続く日常を切り取った物語なのだと想起させる良い改変だった。