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『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』第 03 話「虹村兄弟 その 1」

今週の『JOJO』ッ! アンジェロを完璧に岩へとぶち込み、そして虹村兄弟と対峙するところまでを描く。とは言っても億康は今週で撃破した。出し惜しみを惜しむ、その感性(センス)。一方で「ザ・ハンド」による「瞬間移動」攻撃はボリュームアップしていた。アニメで見ると映える映える。でも最近の『ドラゴンボール超』ではないが、大振りの右腕から「瞬間移動」のタイミングを計れそうなものだが、やはり戦闘民族でない限りは難しいのだろう。

そういえば「クレイジー・ダイヤモンド」の命名シーンは削られてしまっていた。それでいて仗助は自身のスタンド名を把握している。まあ原作でも実際に承太郎が名づけてやった訳でもないし、無くても問題は無いのだろうが、今回が初出というのは正直唐突感は否めない。せめてアンジェロ戦で口にしていればまだマシだったのだが。ただ今思えば原作で承太郎は自身の思いつきをどう伝えていたのかという疑問はある。「お前頭おかしいからスタンドの名前『クレイジー・ダイヤモンド』な」とでも言ったのだろうか。言いそうではある。仗助もムッとしつつも結構気に入ってそう。そんな、日常を踊れ。

ところで「康一くんを矢で射た理由」と「そいつが東方仗助だから」と「康一くんにスタンド使いの素質があるかもしれない」がいまいち結びついてない。「東方仗助の身の回りの人間は全員ぶっ殺す」という宣言なのか、もしくは「仗助を狙ったんだけど間違えちゃった」のか、はたまた「スタンド使いは引かれ合う」という性質に基づいて、仗助の近くにいる人間もスタンド使いだろうと当たりをつけたのか、初期案ではもっと別の何かあったのか。どのみちとばっちりである。

あ、余談もいいところだが、「サン」が「ザ・サン」と誤認されているのは、「ザ・ハンド」のせいだと思う。億康を許すな。

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