有名な台詞「無敵の『スタープラチナ』でなんとかしてくださいよォ――ッ!!」が聞ける話。「アトム・ハート・ファーザー」は非常に強力な能力ではあるが、この話以降は弱体化してしまい、ただ写真の中のちっちゃいおっさんが飛び回るというだけの能力になってしまった。愛着のある我が家でしか発揮されない能力なのかもしれない。そんなこんなで「矢」は吉良吉廣の手に渡り、新手のスタンド使いが増産されることとなるのであった。
ところで億康は体ごと飛び込んで諦めてしまったが、閉鎖空間そのものに対して「ザ・ハンド」を使ったらどうなっていたんだろう。今までとこれからの描写を見るに、スタンド能力というのは緩衝しない範囲で辻褄が合う傾向がある。外側から写真空間を観ると、目に映るものの「存在しない」ので、たぶん「ザ・ハンド」の能力を空間内を無視する形になる気がする。で、内側から触れる「見えない壁」に関しては「ザ・ハンド」で破壊することができる、といった感じでバランスが取れるんじゃないか。ただし空間の中からそれを破壊した場合、写真へのダメージとして見なされて億康も死ぬ。怖い。
あと何かとネタにされる吉良の「3 位総なめ」だが、トロフィーや賞状の数を見るにそこまでの数ではない。多分書いた作文やらが何か予期せぬ流れで賞を取ってしまった、とかそんな感じなのだ。