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『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』第 29 話「目的地はローマ! コロッセオ」

アバッキオの遺志によって判明したボスの素顔だが、肝心の「顔」が世界中どこを探しても記録されていない。さり気にジョルノのハッキング能力が披露されたが、どうせ「何かで読んで」覚えたのだろう。遺伝子が優秀なのでそのくらいは出来て不思議ではない。さてどこにも存在しないボスの顔だが、その顔を探すもの、それ自体に網を張るものがいた。声の主(P と仮称)はボス、「ディアボロ」の敵だという。更にスタンドを発現させる「矢」、その更なる秘密を以てディアボロを倒す算段があると。だからと言って P がジョルノたちの味方かどうかは不明なのだが、今はか細い可能性にかけてみるしかない。

という訳でローマへ向かう途中、さっそく襲撃を受ける。敵は二人、チョコラータとセッコ。特にチョコラータの方はボスさえも持て余す男だ。それは能力の「歯止めの無さ」に由来する。カビのスタンド「グリーン・デイ」は、感染した直後、その時点での位置より体を沈ませると爆発的に繁殖し肉体を崩壊させる。恐ろしいのはこれほどのカビ、その拡散に対してチョコラータは躊躇いを持たない、いやそれどころか嬉々として無関係な人間を大量に巻き込んでいく。幾ら強力なスタンド使いでも、果たしてその功績と引き換えに失われるものは釣り合いが取れているのか……そこらへんの「割に合わなさ」こそ、ディアボロが彼らを使いたがらない理由だろう。何とか初撃を逃れた一行だが、敵はもう一人いる。誰も欠けることなくローマへ辿り着けるのだろうか。

全然関係ないが、新しくなった OP に遅ればせながら慣れてきた。というか好きになってきた。サビに差し掛かる部分が特にベネ。

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