言えることも無いので特に何か書くつもりも無かったんですが、ようやく考えが定まりました。ちょっとだけ思いついた事を書きます。本当にちょっとだけ。
まず思った事として、やっぱり「他人を害そうとする力」の方が圧倒的に強いんだなと。いまさら何をと思われるかもしれませんが、悪意っていうものは本当に強い。予想して備える事は出来ても、基本的に成す術がないものなんだと思います。でも、だからこそなんですよ。簡単に何もかも奪ってしまえる力を持ちながら、たぶん皆がそんな力を持っていながら振るわずにいる。そんなのは「出来て当たり前」のことなのかもしれませんが、皆がそんな極当たり前の振る舞いをしてくれているおかげで世の中は何とか保たれているんでしょう。
自分は余り良い人間とは言えませんが、特段悪いこともしてません。ただそれは、特に誰かを思いやっているというよりは、たまたまです。たまたま悪事を働いていないだけ。ひと様のことまで判じてしまうのは行儀の良い行いではないですが、大多数の人もそんなもんでしょう。それでも、社会規範に沿って日常を生きている。当たり前かもしれませんが、「悪いことをしない」というのは、それだけでたぶん誇っていいことなんだと思います。
嫌になるようなことばかり目につきますし、永遠に幸せであってくれと思った人々が一瞬でいなくなってしまう現実ですが、それでも、今後とも今まで通り、ただ普通に生きていくだけで、我々は何かを陰ながら支られるのだと信じたい。
『けいおん!』が好きでした。胸を張って好きと言えました。基本的に楽観的に生きてますし、これが無ければ死んでた! なんてことは無いんですが、日常を生きる自分にとって確実に大きな活力になってくれていたわけです。それを嘘にしないために、これからも悪いことをせず、日常を維持することに尽力しようと、それくらいのことを思っても罰はあたらないかなって。
火災によりお亡くなりになられました京都アニメーション社員の皆様のご冥福をお祈り申し上げます。またご遺族には心よりお悔やみを申し上げます。そしてお怪我をされた方々に関しましては、少しでも早いご回復を心より願っております。
京都アニメーションを始め、日常を守ってくれている方々に対し「ありがとう」と、ただそれだけの文章でした。