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『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』第 08 話「フー・ファイターズ」

「創発」。一つ一つは単純でも、組織化することで知性を獲得すること、だと理解していますが、元ネタはアメリカのロックバンドだとしても、「フー・ファイターズ(「意味のない叫び」の戦士たち)」とはそういった意味もかかっているでしょうか。ちなみに「フー・ファイター」とは元々第二次大戦中に目撃された UFO のことで、この辺の UMA なものを題材に扱うのは第六部の一つのテーマです。なのでスタンド名の由来的にはこっちが正しいかもしれません。さてフー・ファイターズは本体と能力を同じとするスタンド生命体でした。スタンド使いは本体の防御に意識を割り振らなければならないという弱点があり、フー・ファイターズはそれを克服しているとも言えますが、これは弱点がむき出しであるという意味にも取れます。しかも常に水分を確保しないといけない。おや、意外と短所が多い。まるで吸血鬼のようだ。というわけで新たな生命も、ジョースターの直感によって弱点と精神的性質を見抜かれては形無しでした。しかしこれで終わらないのが徐倫の凄いところ。敵を味方へと引き込み、承太郎の生命の確保まで今回の話で終わらせちゃった。そいつ人を何人も殺してますよ! でもいいんです。プランクトンなんだから。あと何かついでにホワイト・スネイクの本体まで明らかにして、とんでもない情報量を詰め込んだまま今週はここまで。

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