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プリキュアセブン | このまえのおはなし | このつぎのおはなし

「赤色中隊! レッド・カンパニー!」 (せきしょくちゅうたい! レッド・カンパニー!)

ここはヴードゥーキングダム。ただのひとりであらがうキュアレッドすらしとめられず、四大幹部(よんだいかんぶ)はキングブラドにガチ説教(せっきょう)をされていた。だけどそんなとき、なんと昏睡状態(こんすいじょうたい)のモスキーが復活(ふっかつ)したよ。あれだけの醜態(しゅうたい)をさらしておいて、よくもまあのうのうと意識(いしき)をとりもどすことができたものだよね。心配(しんぱい)するツェツェをよそに、いまだプリキュアがひとりしかいないということをきいてモスキーはわらったんだ。いったい、こんどはなにをたくらんでいるの? わるいやつはいっこくもはやくしねばいいのに。

司(つかさ)は、とにかくおなかがへっていた。プリキュアになって孤軍奮闘(こぐんふんとう)する生活(せいかつ)になってから、体力(たいりょく)の消耗(しょうもう)がはげしいんだ。このままじゃノミーのねらいどおり、いつか限界(げんかい)をむかえちゃう。いっぽう、マニーこと風間新人(かざまにいと)は、学校(はっこう)のせんせいの仕事(しご)をけっこうちゃんとやっていたの。ほんとはこんなくだらない仕事(しごと)なんてしているばあじゃないんだけど、ほかにできることもないから。だけどこうやってほんらいの仕事(しごと)からはなれてみて、たまにへんな気分(きぶん)になることがあったんだ。そのきもちが何なのかはわからないけど、悪い気持ち(わるいきもち)じゃなかったんだよ。「ん? 転校生(てんこうせい)か……」

まえから気になっていた洋食屋(ようしょくや)にはいろうとしていた司(つかさ)をモスキーがおそった! いぜんの記憶(きおく)がよみがえったのと食事(しょくじ)をじゃまされたいかりがあわさって、そっこうで変身(へんしん)してモスキーをブチころそうとするキュアレッドだけど、モスキーがよびだしたモニター型(がた)のカブラーンがうつしだす映像(えいぞう)をみてビックリ! なんと、バラバラの場所(ばしょ)でプリキュア候補(こうほ)たちがたくさんのグルにおそわれていたの。おこるキュアレッドをみて、モスキーはさらにわらう。「さあキュアレッドよ。たったひとりでどうする? おまえがたたかうちからをうばった、プリキュアになれるはずだった仲間(なかま)たちを、どうたすける?」

カブラーンをたおして、みんなをたすけにいく。そんなこと、ひとりじゃできない。あぶないめにあわせたくなくて、みんなをプリキュアに変身(へんしん)させまいとした。だけどいま、そのせいでみんなが危険(きけん)にさらされている。絶望(ぜつぼう)するキュアレッドだけど、カブラーンのモニターには、真っ赤(まっか)な外装(がいそう)にみをつつんだ兵隊(へいたい)たちが重火器(じゅうかき)でグルたちを一掃(いっそう)する場面(ばめん)が! かれらは丘本財閥(おかもとざいばつ)によって設立(せつりつ)されたプリキュア支援部隊(しえんぶたい)「レッド・カンパニー」! 動揺(どうよう)するモスキーの隙(すき)をついてカブラーンを撃破(げきは)するキュアレッド。どうやらみんなも無事(ぶじ)みたい。だけど、これからどうなっちゃうの!?

じかいよこく

つかさ「一個中隊(いっこちゅうたい)がサポートにつくプリキュア。こういうのもあるのね」

マニー「もうよくわかんねえマニ! 一般人(いっぱんじん)を戦闘(せんとう)に参加(さんか)させるんならすなおにプリキュアふやせばいいんじゃねえのかマニ!」

つかさ「え? 次回(じかい)はわたしたちのクラスに転校生(てんこうせい)が?」

マニー「はい無視(むし)ー」

つかさ「プリキュアセブン、『経歴不詳(けいれきふしょう)! ふしぎな転校生(てんこうせい)に気(き)をつけて!』」

つかさ「プリキュアセブン? ひとりでじゅうぶん!」

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